日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

ツーデーパスの旅〜両毛・常総編/2日目/鹿嶋市・香取市・東京湾フェリー

2日目はシルバーウィーク用に立てた計画をそのまま継承。
まずは水戸から鹿島臨海鉄道の始発に乗ってスタート。鹿島・香取の両神宮を詣でて、最後は東京湾フェリーに乗ってきました。


(11/8更新完了…冒頭写真は鹿島神宮楼門)

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線(水戸→鹿島神宮

水戸駅前の黄門様御一行。
初訪問の水戸でしたが、今回は宿泊のみなので、いずれ再訪してじっくり観光したいですね。


6時前、まだ人もまばらな水戸駅


ツーデーパスはJRだけでなく、こちら鹿島臨海鉄道の全線にも乗車可。
ということで5:59の始発列車に乗ってきました。2両編成の車内はもちろんガラガラ。


列車はずーっと高架上を走っていきます。途中ウトウトしていたのでアレですが、ほとんど全区間が高架だったような。


約1時間半で終点の鹿島神宮駅に到着。


駅前近くには、鹿島が生んだ剣聖塚原卜伝の像が立っています。

7:40 鹿島神宮

駅からは徒歩10分ほど。


早朝に来た甲斐があって、静かな境内を満喫。それも8時くらいまででしたが。




上から楼門、拝殿、本殿。全て江戸時代のもので重要文化財


さらに境内奥へと進みます。境内の樹叢は、神代からの由緒を持つ古社に相応しい神聖な雰囲気が漂っています。


奥宮も重要文化財


奥宮からさらに南へ。


要石と呼ばれる霊石が祀られています。


要石は想像以上に小さいものでした。ただ伝承によれば、地表に見えている部分は極僅かで、地中に埋まっている部分は非常に大きく長く、地中のナマズの頭を抑え、この地を地震から守っているのだとか。


要石から奥宮へ引き返し、今度は北へ進んで御手洗(みたらし)へ。澄んだ水が非常に美しい潔斎用の霊水です。


これだけ澄んでいても、鯉が住めるのは何故?!


境内には鹿園も。角をガツガツと突き合わせておりました。
ちなみに奈良の鹿は、春日大社創建時に鹿島から連れて行ったそうです。そして現在、ここにいる鹿たちはその奈良から逆輸入した系統だとか。しかしここは奈良と違って檻の中なので複雑な気持ち(--;)


最後に宝物館(300円)で国宝の直刀を見学。2mを越す長大さに圧倒されました。

9:25 郡家跡

鹿島神宮の南方約1km。古代、鹿島神郡の郡役所が置かれた場所です。国指定史跡。
郡庁跡や正倉院跡が発掘されたらしいですが、現在が草がボウボウに生い茂っていて立ち入ることすらままなりませんでした。

鹿島線鹿島神宮→香取)

10:12発の列車で鹿島を後にします。


約15分で香取駅に到着。駅舎は香取神宮を意識したデザイン。香取神宮までは徒歩約30分。

11:00 香取神宮

鹿島神宮と並ぶ神代からの由緒をもつ神社です。




上から楼門、拝殿、本殿。楼門と本殿が重要文化財です。


ここにも要石が。

12:00 伊能忠敬旧宅

香取神宮から30分以上歩いてようやく到着。
伊能忠敬は17歳で婿養子となってから50歳で隠居するまでをこの家で過ごしています。国指定史跡。




見学は無料です。


伊能忠敬の銅像もありました。


旧宅が面する小野川は観光船の乗船場になっています。

12:15 伊能忠敬記念館

少し時間が出来たので見学してきました。入館料500円。

成田線内房線(佐原→千葉→浜金谷)

伊能忠敬旧宅周辺は観光客で賑わっていたのですが、佐原駅前は閑散としていました。観光地の活力もなかなか公共交通機関にまで及ばぬのが地方の現状。


千葉で乗り換えて浜金谷まで。佐原から約2時間45分。
結構降りる客が多いな・・・って、みなさんフェリー乗り場に向かうのですね。私も急がなくっちゃ。。。ヘ(;^^)/

東京湾フェリー(金谷→久里浜

フェリー乗り場の金谷港まで、急げば5分ちょっとで着きます(^^;



ツーデーパスを利用して、予定どおり16:00発の便に乗船。


船旅は約40分と短いですから、もちろん甲板に陣取って撮影に専念しました(*^^*ゞ




日没は見られませんでしたが、若干でも夕焼けが撮れたので及第点でしょう。


あっという間に久里浜到着。



最後に客室を撮ってから下船。

京急バス久里浜港京急久里浜

ツーデーパスはこの区間のバスも乗車可なので、利用しない手はありません。

横須賀線湘南新宿ライン久里浜→大船→大宮)

京急久里浜駅から若干離れたJR久里浜駅から帰途に就きました。