真夏の広島紀行プラス神戸・大阪/6日目/神戸市
神戸では、先月めぐりきれなかった建築・史跡をめぐってきました。
(9/23更新完了…冒頭写真は相楽園の池泉回遊式庭園)
8:30 布引の滝・雌滝
先月、布引水源地水道施設(重要文化財)のうち雌滝取水堰堤のみをスルーしてしまいましたので、今回早くもリベンジにやって来たのでした(^^*ゞ
再び山登りするほどの気力体力は無いので、雌滝だけ見て引き返します。
雄滝の方は間近に寄れましたが、こちらは遠いうえに木々が遮って見えにくいのが残念。
9:00 相楽園
神戸の実業家小寺泰次郎の邸宅跡。入園料300円。
「さがらえん」かと思いきや「そうらくえん」と読むとのこと。
小寺家の屋敷は戦災でほとんどが焼失する中、唯一焼け残ったのがこの旧小寺家厩舎(重要文化財)。
こちらは北野異人館街から移築された旧ハッサム住宅(重要文化財)。
残念ながらどちらも内部は見学できず。
旧ハッサム住宅の前庭には、阪神・淡路大震災で屋根から落下した煙突が保存されています。2階をぶち破り、1階まで落下したそうです。
そして国登録記念物の庭園。ほんのりと木々が色付いて・・・秋にも訪れてみたい地です。
平日早朝ゆえか、他に観光客もなく、のんびりと散歩を楽しめました。
庭園にはこんなものも。船屋形(重要文化財)です。
姫路藩主の川御座船の屋形部分だけを陸揚げしたもの。
ちなみにこの日は「にわのあかり」と題して夜間公開が行われる日でした。訪問して初めてそのことを知ったのですが、今晩は予定があるので泣く泣く諦めました。予め知っていれば、前日もっと早く神戸入りして見学しにきましたのに・・・(;´д`)
10:00 湊川神社
言わずと知れた楠木正成を祀る神社。
境内の西北には、一族郎党と共に最期を迎えたと伝わる楠木正成戦歿地があります。
続いて参道を南へ歩いていきます。
墓所には徳川光圀の建碑になる「嗚呼忠臣楠子之墓」の墓碑が。国指定史跡。
立派な表門から境内を後にしました。
11:00 和田岬砲台
三菱重工神戸造船所にやって来ました。
和田岬砲台はこちらの構内にあり、見学は平日のみで事前予約が必要です。見学は無料。
通常は受付から15分ほど歩いて現場へ向かうのですが、この日は運良く車に乗せてもらうことができました。
勝海舟設計による幕末砲台。台場は数々見てきましたが、砲台見学は初めてです。
外壁は石造ですが、内部は木造だとか。内部も見てみたいところですが、現在は立入禁止。でも、今秋より修復工事に入り、工事終了後はもしかしたら内部も公開されるかもしれないとのこと。もしそうなれば再訪したいですね。
2階の窓。ここに大砲を装備するのでしょうね。
しかしこの砲台、巨費を投じて建設したものの、使い物にはならなかったそうです。試し撃ちをしてみたところ、内部に煙が充満してしまったそうな。
神戸市営地下鉄海岸線(和田岬→新長田)
再び地下鉄にて移動開始。
そして駅構内にも鉄人28号の巨大壁画が。
何でも「KOBE鉄人PROJECT」と題して、新長田に鉄人28号の巨大モニュメントを作っているらしいです。2009年9月末に完成とか。
神戸市営地下鉄西神・山手線(新長田→西神南)
神戸市郊外へやって来ました。重要文化財3棟を抱える如意寺を訪問するためですが、道が封鎖されていて、どうやら遠回りせねばならないようで・・・暑さとショックで諦めてしまいました(>_<)
でも、後から冷静に考えれば、遠回りしても時間的にも体力的にもそんなに問題はなかったのですが。