周遊きっぷでいこう!山陰紀行/6日目/若桜町・境港市
だいぶ疲れが溜まってきたので、本日はいつもより軽めのメニューで調整です(^^;
当初の予定では、午前中に鳥取砂丘で午後は若桜鉄道に乗って若桜鬼ヶ城へ、という予定でしたが、鳥取砂丘は昨日行ってきましたので*1、若桜行きを午前に繰り上げて、さて、空いた午後をどうするか。思案の結果、境港へ向かうことにしました。
周遊きっぷゾーン券の有効期限(5日間)が今日までで、ここまでそれほど活用できていませんでしたから、なるべく長く特急に乗ってやろう、という貧乏根性丸出しの魂胆だったりします(笑)
(5/30更新完了…冒頭写真は境線の目玉おやじ列車)
11:00 若桜鬼ヶ城跡
何はともあれ城へ向かいます。
回り込むように北西側から登城。この道があまり整備されていなくて難儀しました(^^;
視界が開けたな、と思ったらどうやらここは小学校のスキー場らしい。この辺は雪が積もるのか。
登城道は、この斜面の上に続いておりました。
何だかんだと登ること30分ほど。ようやく本格的な石垣が見えてきました。
そこには白い花が一面に咲き誇っていたのですが、この花は何というのでしょう? 初めてみました(^^;
本丸石垣。破城(城割)によって崩されてはいますが、まだ良く残っています。
これらは織豊期の城主木下重堅と、江戸時代初期の城主山崎家盛によって築かれたもの。そのまま存続していれば日本三大山城*2に匹敵する存在になっていたかもしれませんが、山崎家盛の子家治が転封となり、鳥取藩領に併合されて廃城となりました。
こちらは天守台。
天守台から東方眺望。抜群の眺めですが、天守台でお弁当を食べている方々がいたので、そそくさと退散しました((((((^_^;) ススッ
二の丸北側の虎口。石垣がかなり崩され、石が散らばっています。
帰りはその虎口から上りとは別ルートで降ることにしました。こちらの道の方が歩きやすかったです。道は町民体育館裏手へと通じていました。
下りの途中、北方を見ると、眼下に若桜町の市街地が広がっていました。小さくてのどかな街です。
12:50 若桜駅
駅に戻ってきました。
ちなみに、如何にも田舎の駅といった感じのこの駅舎を始め、若桜駅の関連施設は登録有形文化財です。
そして構内にはSLも保存展示されていました。
蒸気を吐き出して、今にも動き出しそう。
こりゃSLが転車台で回転するシーンも見られるかも。
・・・と思いきや、いつまで経っても動かず、時間が来てしまいました(´・ω・`)ショボーン
結局このSLは動いたのか動かなかったのか、分からずじまいです。
特急スーパーまつかぜ5号(鳥取→米子)
鳥取で昼食を済ませ、15:22発の特急に乗車。米子までは約1時間です。自由席の埋まり具合は8割〜9割といったところ。
それにしてもこの車両の前面ボディ、特急にも関わらず空気抵抗を無視してますな(笑)
境線普通列車(米子→境港)
ここから先は水木しげるワールド。
境線は鬼太郎列車が走っていることで有名ですが、残念ながら16:30発の列車は普通の車両でした。
しかも混んでいたので、運転席の後で立ち見です。
途中でだいぶ空いたので、半分くらいは座れましたけど。
17:20 水木しげるロード
境港は『ゲゲゲの鬼太郎』の作者水木しげるの出身地。それで『ゲゲゲの鬼太郎』で町おこしを図り、現在ブームが来ているみたいです。17時過ぎにも関わらず商店街には大勢の観光客・・・ゴールデンウィークに冷やかしで来るところじゃないな(^^;
そして右をみても左をみても鬼太郎一色・・・上手く言えないけど、なんか凄いです。ちなみに水木しげるロードを抜けると、一転して普通の静かな街でした。その差もなんか凄い。
17:45 境台場跡
少なからぬ観光客が1kmほど離れたこの地まで歩いていて不思議でしたが、到着してみて納得。それはここが駐車場になっていたからでした。お陰で写真が撮りにくい(-"-;)
ここは鳥取藩台場跡のひとつ。周囲をめぐる土塁が残存しています。国指定史跡。
目の前は境水道(日本海と中海を繋ぐ)。対岸は島根県の美保関です。
台場はこの狭い航路を守備していました。
境線普通列車(境港→米子)
駅に戻ってくると、観光客もだいぶ減っていました。
駅前には執筆中の水木先生と鬼太郎・ねずみ男の像。左上に目玉おやじも。
さて、帰りの列車は、目玉おやじ列車・ねずみ男列車でした。
先頭が目玉おやじ列車。よく見ると、左右中央のライトが目玉イラストに重なってる!芸が細かいですな(^^;
後方はねずみ男列車。
外装だけでなく、車内にもイラストが描かれています。
列車は19:04に発車、19:51に米子に到着。
米子で東京行きサンライズ出雲に遭遇! こんなに早く再会できるとは。また乗りたいですな。