日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

周遊きっぷでいこう!山陰紀行/2日目/出雲市・松江市

サンライズ出雲に乗って初めての山陰入りを果たしました。
さて今回は周遊きっぷ「山陰ゾーン」を利用しているので、鳥取から出雲市までどこからでも攻められるのですが、サンライズ出雲出雲市まで行きますから、まずは出雲大社に詣でようじゃないか、ってことで、大社など出雲市の史跡をめぐり、それから一畑電車で松江に移動して、宍道湖に沈む夕日を眺める、というのが本日のプランです。


(5/13更新完了…冒頭写真は宍道湖と夕日と嫁ヶ島)

9:58 出雲市駅到着

起床は9時近く、既に鳥取県内に入っていました。夜行列車でこんなにのんびりとした朝を迎えたのは初めてです。
岡山手前あたりで一度目が覚めましたが、お陰様でよく眠れました。寝台初体験だった2年前のサンライズ瀬戸では眠りは浅かったのですが、だいぶ身体が順応してきたようで(^-^)
それと耳栓の効果も忘れちゃいけませんね。

一畑バス出雲市駅→日御碕)

大きな荷物をコインロッカーに預け、大社方面へ向かいますが、30分に1本のバスが行ったばかりで、30分近く待たされる羽目に。次のバスが大社の先、日御碕[ひのみさき]行きだったので、大社を後回しにしてそのまま日御碕まで行くことにしました。ちなみに日御碕まで周遊ゾーン内です。
車内は出雲市駅出発からほぼ満席。八割方は大社周辺で下車していきましたが。それから運転手氏が観光ガイドもされていたのが印象的。50分ほどの乗車時間があっという間に過ぎていきました。

11:20 日御碕神社

バス停を降り、歩いてほどなくすると素敵な風景が目に飛び込んできました。
青空に朱塗りの社殿と緑の木々。まるで竜宮城みたい!



朱が映えるので、どこを撮っても絵になりますね。


アマテラスを祀る日沈宮(下の宮)。


スサノオを祀る神の宮(上の宮)。
ちなみにこれらの社殿は徳川家光の命により創建されたもので、いずれも重要文化財の指定を受けています。



次のバスまで時間があるので、周辺をぐるっとひとめぐり。
まずはウミネコ繁殖地の経島を遠望。国指定天然記念物。


島には上陸出来ませんでしたが、近くに1羽留まっていたので好機を逃さずパチリ☆



こちらは日本一の高さを誇る出雲日御碕灯台。
見学も出来るそうですがここでタイムオーバー。

一畑バス(日御碕→出雲大社

帰りのバスはガイド案内なし。約20分で到着。

13:05 出雲大社

まずは神楽殿へ。


神楽殿に掛かる大しめ縄。太さ9m、長さ13m、重さ5tだって・・・巨大すぎる。


続いて本殿(国宝)へ向かう・・・あれっ?


平成の大遷宮による修理工事中でした(;´д`)トホホ
本殿は平成25年まで、その他の社殿は平成28年までかかるそうです。当分先のことですが、全てが終わってからまた出直すことにいたしましょう。


拝殿が御仮殿となり、祭神の大國主神は現在こちらに遷っています。


偶然行われていた奉納神代神楽を見学。本殿が見られないモヤモヤ感がちょっぴり和らぎました(^^;

14:10 北島国造家

出雲大社境内の東隣。出雲大社の祭祀を司る出雲国造家のひとつ。近代においては、もう片方の千家氏とともに男爵を授けられています。
写真は県指定文化財の四脚門。



これにて出雲大社を後にし、昼食に出雲そばをいただく。その後は神門通りを歩いて南下。

15:05 旧大社駅

1990年に廃線となったJR大社線の終着駅。
廃止後もこうして保存され、駅舎は重要文化財の指定を受けました。その他の鉄道施設は県指定文化財に。





駅舎内やホーム・線路などは見学自由。
綺麗すぎず、寂れすぎず、なかなか良い具合に哀愁が漂っていて落ち着きます。



一畑電車に乗るため、神門通りを引き返します。
途中にある出雲大社大鳥居は日本一の高さとか。確かに大きいですが、もっと大きい鳥居をどこかで見たような・・・気のせい?(^^;

一畑電車出雲大社前→川跡)


出雲大社前駅は、レトロでちょっと小洒落た感じ。


黄色い電車に乗って、一畑電車乗りつぶしの旅はスタート。なお、一畑電車は全線が周遊ゾーン内です。

一畑電車(川跡→電鉄出雲市

10分ほどで川跡駅に到着し、ここで電鉄出雲市行きに乗り換え。乗換時間3分。
電鉄出雲市駅も約10分で到着。隣接するJR出雲市駅のコインロッカーから荷物を取り出し、乗ってきた列車に折り返し乗車。

一畑電車電鉄出雲市松江しんじ湖温泉

終点まで1時間ほどと、今度は長時間乗車となりました。JRで特急に乗ってしまえば30分かからないんですけどね(笑)
そんなこんなで宍道湖を眺めつつ、地方鉄道に揺られて松江入り。しかし宿はJR松江駅前なので以後荷物を担いで行動する羽目に(苦笑)

宍道湖夕日スポット

宍道湖に沈む夕日は、今回の旅の中でも5本の指に入るくらい楽しみにしていたので、初日に無事見られてホント良かった!


宍道湖夕日情報 | 島根県松江市観光公式サイト


もちろん、松江観光協会のサイトで予習済み。今回の撮影ポイントは国道9号沿いに設けられた夕日スポットテラスにしました。階段状のテラスに腰掛けて、三脚を構えて撮影開始です。
ここは何と言っても、手前に嫁ヶ島が望めるのが売り。その成果が冒頭写真になります(*^^*ゞ


宍道湖には遊覧船も出ています。もう少しズームを効かせたいところでしたが、ピントが合わず・・・難しいものです(^^;



それにしても夕日って不思議ですね。眺めているだけで幸せな気持ちになれる♪
そして日没と同時に本日の予定は終了。宿へと向かったのでした。