三連休パスでゆく観光列車&レンタカーの旅/2日目/一関市・平泉町・栗原市・登米市・涌谷町・大崎市
ペーパードライバーが禁断の果実に手を出してしまいました(笑)
地元以外を走行するのは何年ぶりかも思い出せない私が、2日目はレンタカーを借りて岩手県南部から宮城県北部を疾走(迷走?)。
無謀とも思われたプランに果敢に挑んだのは、今なら駅レンタカーが2000円で借りられる*1ことを知り、「お得」という甘い誘惑に負けてのことでした(^^;
7:51 一ノ関駅到着
ここ一ノ関でレンタカーを借り、乗り捨て料金のかからない古川で返却します。
用意されたのは日産マーチ。もちろんカーナビ付き。それにしてもカーナビは便利ですね。かなり助けられました(^^;;
さて、まずは国道342号を西へ。市街地を抜け、道の駅厳美渓に無事到着。最初は冷や冷やしましたが、何とか最初の目的地に無事たどり着いてホッとしました(^。^;
ちなみに厳美渓にはもっと近くに駐車場があるようですが、狭い道をウロウロしたり、狭いところに駐車したりするのは大の苦手なので、今回は多少遠くとも分かりやすく駐車しやすい道の駅を利用したのでした。遠いといっても歩いて5分程度ですし。
8:35 厳美渓
国指定名勝。磐井川沿いに広がる岩場に圧倒されました。長瀞を思い出すな〜。
上流の方へ移動し、橋の上から下流方向を撮影。
上流にも岩場が広がっていました。
しかも川の流れは滝のよう。
「空飛ぶだんご」として有名な郭公だんご。
私は注文せず引き上げましたが、先客の方々が利用されていたので、対岸から団子を積んだ籠が飛んでくる名物シーンを早朝にも関わらず見られたのでした。
9:15 達谷窟
次は北上して平泉町へ。国指定史跡の達谷窟にやって来ました。拝観料300円。
断崖にめり込むように建てられた毘沙門堂。
毘沙門堂隣の断崖に刻まれた岩面大佛。源義家が刻んだという伝説があるとか。
普通はここからさらに進んで平泉観光となりますが、平泉は電車利用で充分めぐることが出来ますから、今回は敢えて引き返し、宮城県へと向かいます。
10:15 旧有壁宿本陣
国道342号から国道4号を経て、宮城県栗原市へ。近くに停めるところが無かったので、少し離れた郵便局に駐車。
国指定史跡ですが、「邸内改装中につき当分の間一般公開は休止いたします。当主」の張り紙が( ̄□ ̄;)!!
まあいいか、東北本線の有壁駅から歩いてこられる場所なので、再公開されたらまた来ましょう。
ここからは再び国道342号に合流して一気に南下。途中からは満々と水を湛えた北上川沿いをひた走ります。後続に貼り付かれて厳しい思いもしましたが、何とか次の目的地である旧登米町(登米市)に到着。観光物産センターの駐車場に停めて、登米の街歩きへと向かいました。
ところで、旧登米町は「とよま」ですが、登米市は「とめ」と読むのは何故なのだろう? しかも市役所は旧迫町にあるんですよね。
11:20 旧登米高等尋常小学校校舎(教育資料館)
「みやぎの明治村」を謳う旧登米町の代表的近代建築。重要文化財。
登米の観光施設共通券650円を購入。通常は800円だそうですが・・・何で安くなっているのかはよく分からず。
何故だか観光客が多くて、撮影には難儀しました。
後で聞いた話によると、この日は三陸自動車道の登米開通を翌日に控え、ウォーキングイベントが開催されていたそうで、そのため観光客が多かったようです。
12:25 旧登米警察署庁舎(警察資料館)
昭和43年まで警察署として使用されていた洋風建築物。県指定文化財。
玄関入ってすぐのフロアにはパトカーと白バイが!
しかもこれ、ただ展示されているだけでなく、自由に乗ることができます。
警察署だけに、奥には留置所も(^^;
13:20 寺池城跡・登米懐古館
お昼を食べてから散策再開。
寺池城は戦国時代葛西氏が、秀吉の奥州仕置後は木村吉清が居城とし、江戸時代は登米要害として登米伊達家の居館となりました。めぼしい遺構は見当たらず、跡地には裁判所や登米懐古館が建てられています。登米懐古館には登米伊達家ゆかりの品などが展示されています。
14:50 天平ろまん館
日本で最初に金を産出した黄金山産金遺跡に関する展示を行っている資料館。外観は古代政庁を模しています。
しかし如何せん入館料500円が割高に感じてしまう点は否めません(-_-;)
15:20 黄金山産金遺跡(黄金山神社)
国指定史跡。ここで産出された金が東大寺大仏の鍍金に使用されました。
発掘調査は黄金山神社の社殿周辺で行われたようですが、現在のところ、国道沿いに立つ金ピカの鳥居以外は、特にこれといったもののない普通の神社でした。
16:25 石雲寺
日暮れが迫ってきたので、ここが本日最後の訪問地。旧松山町(大崎市)にある松山領主茂庭氏の菩提寺です。
茂庭氏は元は鬼庭氏を称し、良直・綱元父子は伊達政宗の有力家臣として知られています。
茂庭氏三代(良元、定元、姓元)の墓の上に立つ茂庭家霊屋。県指定文化財。
茂庭家霊屋の背後の山中には一族の墓所がありました。
18:06 古川駅出発
古川駅近くで給油を済ませ、駅前に到着したのは17時過ぎのまだ明るい時間帯。お陰様で何事もなく、無事故無違反で終えることが出来ました(*^^*ゞ
ここからは陸羽東線に乗って今宵の宿へと向かいます。
18:53 鳴子温泉駅到着
運転疲れを癒すべく、本日は温泉宿です。
というわけで、今回の過酷な(?)ミッションは無事クリア。多少ながらも自信がつきましたので、今後の移動手段にレンタカーという新たな選択肢を付け加えようかと思います。
とはいえ、今回のプランは交通量多いの都市部や、急カーブの多い山岳部を避けたものですし、また天候にも恵まれたことを考慮しなければならないでしょう。今後利用するにしてもあまり欲張らずに無理のないプランを心がけるとします。