秋末は山梨にいます/1日目/甲府市・韮崎市
この三連休、晩秋の甲斐路を歩き回ってまいりました。
まず初日は、甲府城と新府城、そして「武田の里」韮崎の史跡をめぐります。
ちなみに今回のタイトルは、山梨県の観光キャッチフレーズ「週末は山梨にいます。」にかけていることは言うまでもありません(オヤヂギャグ)。
(11/30更新完了…冒頭写真は新府城から眺めた富士山)
7:00 新宿駅出発
早起きは苦手な私ですが、今回もまた6時前より始動。湘南新宿ラインで新宿まで出て、7時ちょうどの特急スーパーあずさ1号で山梨へと旅立ちます。新宿出発時はガラガラでしたが、立川・八王子でほぼ満席に。
8:28 甲府駅到着
5年ぶりの訪問。思ったより朝の冷え込みが厳しいものの、気持ちの良い青空が出迎えてくれました。
8:35 甲府城跡(舞鶴城公園)
駅から近い北西の出入口より登城。ここからのルートのみは本丸まで石段がなくバリアフリー(?)になっています。
兎にも角にも天守台までまっしぐら! 本丸跡の芝生とのマッチングが私好み♪
そういえば、3年前には天守再建に向けた動きが話題になり、当方でも何度かニュースで取り上げましたが、あれから一向に音沙汰無しなのは、やはり天守の存在を裏付ける史料が見つからなかったということでしょうか。仮に天守が立っていたとなると、この天守台の規模からして相当立派なものだったと推測されます。まあ、個人的にはこのままでも充分魅力的なんですがねぇ(^^;
ちなみに裏手の稲荷曲輪から見た姿はこんな感じ。
穴蔵経由で天守台へと上がります。
北側の眺め。躑躅ヶ崎館や要害山はこの彼方。
南側には富士山が望めます。山梨県が選定した「新富嶽百景」のひとつ。
惜しむらくは手前の電波塔が邪魔なこと。さらに、このときは逆光なうえに若干霞んでいたのも残念。
西側を望むと、こちらは冠雪の南アルプス。
天守台を離れた後は、もちろん城内をひとまわり。
まずは南西の鍛冶曲輪門。1996年に復元されました。
鍛冶曲輪の石垣と土塀、それと水堀。ここの石垣は近年の積み直しを受けていますね。
鍛冶曲輪から四段石垣を見上げる。中央最上段が天守台。圧巻のビューポイントです。
若干の紅葉も見られました。
鍛冶曲輪と稲荷曲輪を結ぶ稲荷曲輪門。1999年の復元ですが、ひっそりと隠れるような位置にあるので、前回2003年の訪問時には見逃しておりました(;^_^A
2004年復元の稲荷櫓。
内部を無料公開しています。もちろん初見学。
稲荷櫓2階には甲府城模型が展示されていました。
北側から見上げる稲荷櫓の雄姿。
稲荷曲輪の東側は甲府城随一の高石垣。
最後に内松陰門(1999年復元)に寄って終了。
10:10 甲府城山手御門(甲府市歴史公園)
甲府城跡から中央本線の線路を挟んだ向かい側。舞鶴陸橋を渡ると真新しい城郭建築が見えてきます。こちらは昨年復元されたばかり。出来たてホヤホヤです。
櫓門内部は無料公開されています。
12:40 為朝神社
鎮西八郎為朝を祀る神社。市指定有形文化財。
この神社は武田信義の建立に始まるそうなのですが、いったいどういう理由でなのでしょう? 為朝と武田氏の関係性がよく分からない(・_・?)
最後に武田八幡宮・為朝神社の南に聳える白山城跡(国史跡)を登る予定でしたが、時間と体力の問題で今回はパス。お腹もペコペコで(+_+)
しかし駅前に戻るまで食事を取れる場所がなく、しんどい思いをしました。かなり歩きましたしね。まあ普通は歩いて回るようなところじゃないでしょうけど(^^;
14:13 新府駅到着
14:30 新府城跡
武田氏未完の居城にやって来ました。国指定史跡。
本丸の土塁。
土造りの城ゆえ被写体探しに難儀しましたが、素材は上等なので、もう少し整備してもらえるといいんですけどねぇ('';)ウーン
折角の丸馬出も何が何だか(;^_^A
でも、丸馬出から眺めた富士山は美しかった(*^_^*)
新府城も新富嶽百景のひとつなのです。
黄葉の色付きもキレイで・・・何だか満足してしまいました(^^;
15:45 当麻戸神社
時間があったので、最後に市指定有形文化財の本殿を見学。