三連休パス日帰り旅/2日目/白石市・松島町・仙台市若林区・塩竈市
現在、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン開催中の宮城県が本日の目的地です。
まずは昨年ライトアップ撮影で訪れた白石*1。あの時は白石城のライトアップ撮影と白石蔵王駅から往復で歩いただけでしたから、早いとこ昼間に訪問しておきたくて。
あとは日本三景の松島、2年前に仁王門が工事中だった陸奥国分寺跡*2、そして鹽竈神社の夜景を見てきましたよ。
(11/3更新完了…冒頭写真は白石城天守)
9:11 白石蔵王駅到着
大宮からMaxやまびこで1時間半。今日はちょっぴり遅めのスタートです。
駅レンタカーが観光協会の無料レンタサイクルを取り扱っているのでこれを利用。ただ、レンタカー利用者がたくさんいて、10分以上待たされてしまいました(^^; ちょうど紅葉真っ盛りの蔵王へ向かう人が多かったようです。
9:35 当信寺
白石城の二の丸大手門(東口門)を移築したという山門。2階の窓は改変したものか。
真田幸村の遺児、阿梅・大八姉弟の墓。
2人は大坂の陣後、二代目小十郎の片倉重長に保護されました。のちに、阿梅は重長の後妻に、大八は仙台藩士に列して片倉守信を名乗っています。
9:50 白石城
木造復元の天守(大櫓)がシンボルの仙台藩支城。
城が近づくにつれ何故だか人が増え、大手門前の広場にはたくさんの人たちが集まっていました。鎧兜を身に纏った人たちまでいるし・・・何かのイベントがあるみたい。想定外の事態です(ノ∀`)アチャー
観衆の様子から察するに、何かがやって来るらしい。こうなったら仕方ないので、私も混じって待つことに。
なんかキター!
クラシックカーというんでしょうか。どうやら白石城がレースのチェックポイントとなっているみたいで続々とやって来ます。武者行列でもやって来るのかと思ってたのですが、全く違いましたね(;^_^A
とりあえず、いつ終わるか分からないので、本来の目的を果たしに向かいます。
まずは大手一の門から。門扉がありません。
大手二の門へ。
天守最上階から見た大手門枡形の図。土塀も含め、すべて木造復元です。
白石城の大手門は変形枡形。門扉の無い一の門を抜けてきた敵軍を、狭いところから二の門前の広場に誘い込んで一網打尽。というのがこの縄張りの狙いでしょう。
天守への入口。御殿と繋がっていた石段の屋根まで復元されています。
ミュージアムと武家屋敷との共通券(600円)で入場。
下を見ると、クラシックカーが渋滞中(^^;)
随分たくさん走ってるんですなー。
本丸に建つ「片倉小十郎景綱公頌徳碑」。
あまりに高く、細長いので、撮らずにはいられません(^^;
12:05 田村家墓所
喜多の墓から奥へ続く道を進んでいくと、伊達政宗の岳父田村清顕と一族の墓碑が建ち並んでいます。
何故ここに田村家の墓所があるのか不思議だったのですが、秀吉によって改易された田村宗顕(清顕の子)が片倉重長に招かれて白石に身を寄せ、喜多の名跡を継いで仙台藩士となったとか。しかも宗顕の子・定廣は、真田幸村のもう1人の遺児・阿菖蒲を娶っていたのでした。
12:20 傑山寺
市街地の南、今度は片倉家の菩提寺にやって参りました。
こちらにも片倉景綱の墓があります。一本杉が墓標。傍らに五輪塔もありますが、後世のものでしょうか。
ちなみに巷ではゲームやなんかの影響で景綱も随分と人気が出てきた(特に若い女性に!)そうなんですが、入れ違いに墓参りに一組来ていたところをみると本物のようですねぇ。複雑な気もしますが、特定の人物だけでなく幅広く興味を持ってもらえればいいな、と思うのでした。
ちなみにこちらは松前家の墓所。
白石に松前という、これまた妙な取り合わせ。松前藩主松前慶広の庶子安広が、江戸へ向かう途上に立ち寄った白石で片倉重長と出会い、その推挙で1000石の知行を与えられて仙台藩士となり、また片倉重長の娘婿に迎えられたそうです。
13:45 松島駅到着
いざ初松島へ。
14:15 瑞巌寺五大堂
ここでショッキングな事態に気が付きました。リュックのチャックが全開で、仕舞ってあった上着が無い( ̄□ ̄;)!! 駅から来る途中で落としたに違いない・・・でも何処で落としたか分からないし、戻って探す気力もないしorz
14:50 雄島
精神的ダメージを負ったまま、フラフラとやって来ました。街中は混んでいて、瑞巌寺や円通院へ行く気分じゃないし。それにまだ日本三景らしい景色を見ていませんからね。このままでは帰れません。
キタ━(゚∀゚)━!!!
うーん、でも日本三景というには物足りないカモ。新日本三景の大沼公園と比べて、これだと数段見劣りしちゃう。
遊覧船にでも乗ってみた方が良かったか。
それとも私の期待が高すぎるのか・・・いや、松島は広いし、求める至高の風景がきっとあるハズ。11月にまた行くのでもっとあちこち歩き回ろうと思います。
ちなみにこの雄島は中世より霊場だったようで、南端の高台には鎌倉時代に建碑された頼賢碑(重要文化財)。
そして島のあちこちで岩窟が見られます。中には墓碑や仏像が刻まれたり、安置されたり。現在は空っぽの場所にも往時は供養のための何かがあったはずです。これはまさしく鎌倉における「やぐら」と一緒。鎌倉以外でこれだけのものが見られるのは滅多にないかと。
こんなデカイ岩窟も。
ある種、異様な雰囲気を放つ小島でした。
15:34 松島海岸駅出発
仙台方面行きの上り列車に乗車。狭いホームに超満員で、電車に乗り込めるか心配でしたが、やって来た列車はガラガラなので問題なし。座れはしませんでしたが。
16:04 宮城野原駅到着
クリネックススタジアム宮城前を通過。シーズン終了後とあって何だか淋しげな雰囲気でした。そういえば2年前にここ(当時はフルスタ)で観戦して以来、野球観戦していないや・・・またいつか観戦しにきたいな。
16:25 陸奥国分寺跡
2年前に訪れたときは修理中だった薬師堂仁王門(県有形文化財)。今度は美しい姿を見せてくれました。
折角なので、薬師堂(重要文化財)などを撮り直し。
夕暮れのクリスタ前を通って、また駅へ戻ります。
17:04 宮城野原駅出発
当初の予定では、この後、青葉城で夜景撮影のつもりでしたが、この三連休は鹽竈神社でライトアップイベントがあるという情報をキャッチしたので、予定変更。仙石線で塩釜まで戻ります。
青葉城では政宗像と石垣の特別ライトアップをしているのですが、そちらは12月5日までですので、来月行くことにしましょう。
17:45 鹽竈神社
「しおがまさま神々の月灯り」と題してライトアップイベントが行われました。
とはいっても、開始が18:30からなので、到着が早過ぎた(^^;
石段はまだ通常照明。でもまあ、これもこれで悪くないですね。
暇を持て余したので、石段を登って、拝殿前まで行くと、ちょっと時間より早めに点灯開始!
たくさんのスタッフさんが蝋燭に火を灯してゆきます。人海戦術も侮れません。あっという間に完了しました。
石段上の浮かび上がる随神門のライトアップ。
今度は石段を降りていきます。暗い中、この長い長い石段を降りていくのは、結構怖いです(^^;
麓から見上げると圧巻。光の筋が天まで続いているみたい♪('-'*)
たくさんの人が訪れていましたので、写り込みを最小限に抑えて撮るのは大変(^。^;)フウ
19:15 塩釜駅出発
帰りは東北本線で。
20:13 仙台駅出発
仙台発のMaxやまびこ自由席で帰還しました。大宮までガラガラだったのは嬉しい誤算。