日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

初めての北海道旅行/2日目/札幌市・小樽市

函館駅のベンチで0時を迎えました。横になってウトウトしていました(-_-) 寝過ごしたらまずいですが、さすがにベンチで熟睡はできず。
0:30過ぎあたりからそろそろ準備に取りかかる。といっても、トイレで着替えを済ませておくくらいなもんですが。0:50頃に改札を通過。ちょっと早かった。

1:23 函館駅出発

1:00頃、やって来ました。急行はまなす
寝台車もありますが、ぐるり北海道フリーきっぷでは乗れないので、カーペットカーに乗車します。これは指定席扱いですが、横になれるカーペット敷きで毛布付き。結構人気があって、この日も青森からの乗客と函館からの乗客で埋まっていました。
しかしまあ車内の状況はマグロの競市のようで、あまり見られたもんじゃないですね(笑) 写真も撮りませんでした。
今まで乗った個室寝台とは違って上半身のみカーテンで仕切られただけの雑魚寝状態に不安がありましたが、乗ってみると意外とすんなり眠れたようです。耳栓効果もあったかも。ただ、カーペットが硬いので寝返りをうって横を向くと骨盤が痛むのには閉口しました(+_+)

6:07 札幌駅到着

定刻通りに到着。到着5分前に起床したので慌ただしい(^^; まあ着替えの必要もないから下車準備にそれほど時間は要しませんでしたけど。
はまなすを利用したのは、函館の夜景撮影をして、翌朝までに札幌に到着するためでした。他に手段がなく、やむを得ずといったところもあり、しかも二晩連続での夜行列車なので、体力的な面も心配でしたが、ひとまず睡眠は無事取れたようで体調は問題なし。若干眠いですが、余分な荷物をコインロッカーに預けて早速出発します。


といっても、いくらなんでも早過ぎるので、まだどこも開いているはずもなく。まずは取りあえず、見学する気のそれほどない、開いてなくてもいい場所へ向かいます(^^;

札幌市営地下鉄(さっぽろ→環状通東

札幌では地下鉄一日乗車券(800円)を利用します。
駅から地上に出て目についたのは雪! 函館には全く残っていなかったのですが、札幌にはまだ残っていました。

6:45 札幌村郷土記念館

もともと本日(祝日の翌日)は休館日。
ここに来たのは「札幌村・大友亀太郎関係歴史資料及び史跡」として市史跡となっているので、全体写真が撮れればいいか、といった感じで。
大友亀太郎という人は、幕末に札幌を初めて開拓した方で、この地は亀太郎の役宅があった場所だそうです。

7:05 札幌時計台

ガッカリ名所。という割にはそんなにガッカリさせられないことにガッカリ、みたいな?(^^;
重要文化財です。まだ開いていませんが、その代わり観光客の人だかりもまだ有りませんから撮影には打ってつけでしょう。

札幌市営地下鉄(大通→さっぽろ)

寒さに負けてひとまず撤収(>_<)
軽く空腹も覚えたので、朝食をとって今後への英気を養います。

8:00 北海道庁旧本庁舎

そして次にやって来たのはこちら!




重要文化財および国指定史跡。重厚な赤レンガ造りの洋風建築物です。
ちょうど平日の通勤時間帯で、敷地内を通る人も多く、撮影のタイミングには苦労しました。


ちなみにこちらは現在の北海道庁。旧本庁舎の北西にあります。味も素っ気もないですね(^^;


開館時間(8:45)まで暫く時間があるので、建物の周囲をグルッと回って四方八方から撮影したりして費やしました。あと、たくさんいた鳥たち(鴨かな?)と戯れたりして。



開館と同時に入場。もちろん一番乗りです(^^)v
さすが道庁、内部も重厚です。この他、北海道開拓や樺太関係のギャラリーや、観光情報コーナーなどがありました。
ちなみにこれで入場無料というのですから、行かなきゃ損ですよねー。

札幌市営地下鉄(さっぽろ→中島公園

9:30 中島公園

だいぶ雪が残っておりました。池もほとんど氷に覆われているようで。
これはこれで風情があります。


爽やかなブルーが目を引く洋館の豊平館
重要文化財でありながら、結婚式場として利用されていて、かつ一般公開もしているという特異な建物です。


ここも入場無料。太っ腹だな札幌市。
館内はそれほど広くないですが、そこかしこに格調高さが窺えます。


それもそのはず、明治・大正・昭和の三代に渡る行幸行啓の宿泊所となったとのこと。
写真の椅子は大正天皇(当時皇太子)が行啓の際に使用したもの。


こちらは2階の広間。結婚式会場はここか?


園内には、もうひとつの重要文化財・八窓庵があるのですが、今秋まで復旧工事中だって。残念。

札幌市営地下鉄中島公園→麻生)

南北線に乗って終点まで。

11:00 新琴似屯田兵中隊本部

市指定有形文化財新琴似神社の隣にあります。
建物の真ん前に車が駐車していて参りました。スペースなら他にいくらでもあるのに・・・いやがらせ? まあ冬季休業中にわざわざ外観撮影に来る人がいるなんて思わないか。

札幌市営地下鉄(麻生→北18条

だいぶ暖かくなってきました。上着を脱ぐほどじゃないですけど。

11:40 北海道大学

第二農場にやって来ました。


事務所や穀物庫を始めとする9棟の重要文化財を擁しています。残念ながら内部見学は出来ません。


いつものように写真を撮っていると、後から見学にやってきた人たちに声を掛けられ軽く立ち話。この後は北大キャンパスを歩いていって、駅ビルで美味しいお寿司を食べるという話を伺って、無理言って同行させていただくことになりました。
べ、別に食べ物に釣られたわけじゃないんだからねっ(^^;
今日は予定をスムーズにこなしていて余裕があるのと、ちょうど向かう方向が一緒でしたから(^^;;;


皆さんと色々お話をしながらキャンパスを縦断。
それにしても広い。端が全く見えない。構内を循環バスが走っていた。確かにこりゃ移動は大変だ。


ポプラ並木。さすがにこの時季は寂しい。


新渡戸稲造像にクラーク像。有名なクラークの全身像はここじゃなかったのね。



そして札幌駅の駅ビルにある回転寿司「花まる」で昼食。人気があるみたいで凄い行列( ̄□ ̄;)!! 普段なら行列を見ただけで逃げ出したくなりますが、30分以上の待ち時間もおしゃべりで退屈せず。
行列が出来るだけあってお寿司は美味しかったです。しかも安い。


散策を再開するため、残念ながらここで皆さんとはお別れ。

15:20 清華亭


明治天皇行幸の休憩所として建てられた和洋折衷の建物。市指定有形文化財
ここも無料公開されていますが、穴場過ぎて誰もおらず。



この後、北大植物園に向かう予定でしたが、既に閉園時間(15:00)を過ぎていることに気がつき予定変更。危ない、危ない。無駄足を踏むところでした(^^;
冬期の北大植物園は見学可能範囲が限られているので、ここは行けずとも気持ちは割り切れます。

札幌市営地下鉄(さっぽろ→琴似

16:00 琴似屯田兵村兵屋跡

国指定史跡。
閉館時間ギリギリに滑り込む。というか閉め始めているところをお願いしてちょっとだけ中に入れてもらいました。しかし慌てて撮ったので、写真の出来があまり良くないのが残念。

16:10 琴似神社

道指定有形文化財琴似屯田兵屋がありますが、残念ながら冬期閉鎖中。しかし外観くらいは撮れるのでは、と淡い期待を抱いていたのですがダメでした(T-T)

16:50 札幌時計台

再びやって参りました。朝と違って、周囲には多くの観光客が。人混みをすり抜けて館内へ。入館料200円。
1階の模型やパネル展示をザッと流し見して2階へ。


時計機械室。この屋根の上に時計塔が飛び出ています。時計仕掛けが大掛かりなものだと分かりますね。


2階ホール。この撮影のため、閉館時間(17:10)ギリギリまで粘り、入館者が全て退出するのを待ちました(^^;

17:44 札幌駅出発

歩いて駅まで。快速エアポートに乗車して、今宵の宿泊地小樽へと向かいます。直前に取得できるくらい指定席(uシート)はガラガラでした。

18:17 小樽駅到着

取りあえず宿へ行って、チェックインを済ませ、それから夜景撮影に出立。

19:00 小樽運河

ご存じ小樽運河の夜景。既に多くの観光客が来ていました。
ここの印象ですが、実物が写真に負けてる感じ。照明が暗いのかな?
まあ撮影する分には充分に楽しめますから個人的には問題なし!


倉庫街の向こうに出たお月様とコラボ。

19:45 金融資料館(日本銀行旧小樽支店)

これはなかなかに美しい。浮かび上がる感じがステキ♪


ここでもお月様とのコラボをパチリ。

20:20 旧日本郵船株式会社小樽支店

町外れまで歩いてきたのですが・・・。ライトアップはしてる。してはいるけどぉ(>_<)



最後の最後が締まりませんでしたけど、前日とは異なり雲ひとつない快晴で気温も暖かく絶好の散策日和のもと充実した1日を過ごすことが出来ました。
そして何より幸せなのが、揺れないベットでようやく眠れるということです(笑)