日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

冬の北陸紀行/3日目/金沢市・富山市・高岡市

最終日は午前中に金沢をめぐり、午後は高岡に移動してそのままライトアップ撮影に雪崩れ込む、という算段。そして寝台特急「北陸」で帰ります。


しかし、どうも朝からお腹の具合が良くありません。2日間、無理したツケが出たのかも(-_-; 左膝の状態もイマイチなので、あまり無理はせずに省エネ散策を心がけました。

8:15 兼六園


開門時間(8:00)に朝駆け一番乗りするつもりでしたが、腹痛もあって完全に出遅れました(x_x)
既に団体客が何組も何組も・・・しかも添乗員が拡声器使ってしゃべってる。雰囲気ぶち壊しや!(ToT)

8:55 金沢城

今朝も観光客少なめ。これは嬉しい誤算。


河北門が復元整備されるに伴い、現在は発掘調査が行われているようです。完成した頃にまた来ましょうかね。河北門だけでなく他にも色々取り組むようで、要チェックなり。


http://www.pref.ishikawa.jp/kouen/siro/kanazawajyo.html



もう少し城内を散策する予定でしたが、雪景色でもなし、2年前にだいたいは撮り終えているし、出来映えにも大きな不満はないしで、早いですが切り上げることにしました。

10:50 金沢駅出発

特急しらさぎに乗車。乗客は当駅でドッと降りたので、自由席もガラガラ。
取りあえず時間がかなり余ったので富山まで行くことにしました。

11:25 富山駅到着

7年ぶりかな。

11:50 富山城跡

城址大通りを歩いて10分ほど。
本丸跡の北東隅で出迎えてくれるのは、模擬櫓の佐藤記念美術館。昭和の香りが漂ってます。


こちらは本丸鉄門跡に建てられた三重四階の模擬天守。模擬ですが、昭和29年に建てられたということもあって国登録有形文化財となっています。
昭和36年開館の佐藤記念美術館より格段に小綺麗なのは、平成15年から2年に及んだ改修工事のお陰みたい。


内部は富山市郷土博物館で、入館料210円。パネル展示が充実していました。
最上階は展望台となっています。建物の合間、遙か彼方に立山連峰が垣間見えました。


しかし展望台なのにフェンスに囲まれているのは鬱陶しいですね。

14:25 富山駅出発

すずかけ通りを歩いて駅へ戻りました。路面電車富山地鉄)に乗っても良かったかも。
駅構内で昼食をとり、高岡へと向かいます。サンダーバード待ちの行列にげんなりしたので、次の各駅停車に乗車。高岡までは鈍行でも大して時間はかかりませんし、何より空いている方が精神衛生的に良いですな。

14:45 高岡駅到着

15:10 山町筋の町並み

筏井家住宅(写真左・県有形文化財)と菅野家住宅(写真右・重要文化財)。2年ぶりの再訪です。
山町筋は、旧北国街道沿いに土蔵造りの建物がいくつも残っている国選定重要伝統的建造物群保存地区。ただ、分散しているために、町並み全体は被写体としての魅力が今ひとつなんですよねぇ。電線電柱が目立っている点も勿体ない。地下に埋められないもんでしょうか。
ちなみに筏井家住宅は非公開で、菅野家住宅は1月・2月はお休み。お休みとは知らなかったので残念無念(x_x)

15:20 高岡市土蔵造りのまち資料館

こちらも山町筋の一角にある旧室崎家住宅(市有形文化財)。入館料200円。
2年前は素通りしてしてしまったので今回はしっかり訪ねてまいりました。



山町筋の見学も終え、早いですが瑞龍寺へと向かいます。
ここに来て、膝よりも足首が痛むようになりました。捻ったワケでもないのに捻挫のような痛み。膝をかばっていたせいでしょうか(>_<")
兎に角、ラスト1ヶ所なので気力を振り絞って歩きました(;^_^A

17:00 瑞龍寺


「冬のライトアップと門前市」と題して2月9日から3日間開催。今回の旅のしめくくりに相応しいライトアップイベントでした。
開始30分前に着きましたが、既に門前には多くの人がおりました。当日券(500円)を購入して総門へと向かうと入場待ちの行列もできていたので早速並びます。前には20人前後といったところ。これくらいなら撮影場所の確保には問題無さそう、と一安心。行列はその後あっという間に長くなりました。お陰で開場が10分早まったくらいです。見込みどおり山門(重文)を狙う好位置キープに楽々と成功しました(^_^)v
しかし私のような撮影場所確保狙いのカメラ小僧はともかく、まだ外は明るくてライトアップ鑑賞には早過ぎるのに何故こんなにも多くの人が早くから行列待ちをしていたのかは理解不能。確かに境内は混みましたが入場制限されるほどではありませんし、普通に鑑賞するだけであればもっと後の時間にのんびり来た方が賢明かと思います。
さて、5時50分から30分ごとにレーザー光線ショーが行われましたが、1回目はまだ明るかったので、2回目まで同位置で粘りました*1 r(^^;)ポリポリ
それにしても、ロープの張られた最前列に三脚構えて陣取っているなんて、ちょっと前までは想像もつかなかったので*2、自分の姿を客観的に見てみると何だか可笑しかったです(笑)



その後は山門を潜って先へと進み、法堂や回廊(ともに重文)などの撮影を堪能。



最後は仏殿(重文)の七変化(?)。もう満腹です!
充実感に酔いしれながら瑞龍寺を後にしました。


帰り道、参道の八丁道は灯籠で照らされていました。

21:00 高岡駅出発

夕食を軽くとって金沢へと向かいます。

22:35 金沢駅出発

最後の最後でトラブル発生。サンダーバードや日本海など大阪方面からの列車が遅れ、そのとばっちりを受けて北陸の発車も遅れてしまいました。急行能登は発車したのに北陸はなかなか発車せず、結局15分ほど遅れて発車。この程度で済んで良かったというべきなのか。


帰りはソロ下段。さすがに疲れていたのでしょう。富山から先は記憶がありません。
どうやら夜のうちに回復運転したらしく、大宮には定刻どおり到着。よかったよかった(^。^;)ホッ
まだ夜の明けきらぬ6時前、上野へと向かう北陸を見送って2泊4日の北陸旅行は無事終了したのでした。(完)

*1:周囲は次第に混雑していって、昨晩の兼六園を遙かにしのぐ人口密度となっていました。

*2:中型三脚を使うようになったのは丁度1年前の東北旅行からですし。