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日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

戦国期信濃海津城代春日虎綱の考察/柴辻俊六/信濃(59-9号)

論文

高坂昌信の名で知られる春日虎綱に関する昨年の論文。
既に『篤姫』も始まって、完全に時機を逸してしまいましたけど、復習ということで(^^;

大雑把に内容を紹介すると、まず系譜に始まり、それから香坂氏継承の経緯と時期、海津城の築城時期、海津城代としての権限などについての考察となっています。


さて、その中で最も興味を惹いたのは・・・
あの有名な信玄ホモレターこと「武田晴信誓詞」は、春日虎綱に宛てたものじゃないかもしれない!
という指摘。な、なんだってー!!(AA略
何でも宛名に記された「春日源助」のうち「春日」の部分は、スリ消した後に書き直したとみられるとのこと。後世に改竄されていたのか!( ̄□ ̄;)!!
となると、この「源助」の名字が「春日」である根拠は無くなるし、別の可能性が高い。また、春日虎綱の通称は『甲陽軍鑑』でも源五郎しか確認できないという。そもそも春日源五郎=春日源助という比定が根拠の希薄な推測だったようだ。まして「春日」が後世の加筆となれば別人と断定してもいいくらいだろう。


ところでひとつ気になったのですが、高坂昌信の「高坂」は春日虎綱が一時期継承した「香坂」家の当て字なのでしょうけど、「昌信」はいったいどこから出てきたんでしょう?