日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

秋の日光/2日目/日光市

早朝より気合いを入れて日光山内へ。気温は冷え込んでますけど気持ちは燃えてます!(*゚∀゚)=3
まあ文化財写真は2年前来たときにだいたい撮り終えているんですけどね。


栃木編/日光市 - 日本史日誌(2005/11/26)


そんなわけで今回は、2年前に工事中だった所*1と、人様が写り込んでしまった所*2を重点的に攻めつつ、紅葉を狙い撃ちしていこうじゃないか、という作戦です('◇')ゞ
それと2年前には行けなかった旧田母沢御用邸・釈迦堂方面へも足を伸ばします。


それにしても今回は写真を撮りすぎてしまいました。2日間で1400枚って(^^;
しかもこの日だけで900枚近くですからねぇ。これはたぶん自己新記録。夜景撮影無しというのがまた我ながら衝撃的。そんなわけですので、掲載の写真も多くなりました。
あんまり多いんで、紅葉写真については記事を分けて掲載しようと思います。



7:30 二荒山神社神橋

何はともあれ、まずはここからスタートですよねー♪
2年前に特別公開中でしたが、どうやら現在も公開中らしい? どのみちこの時間ではまだ受付は閉まっておりますが。


紅葉をバックに板垣退助像。腕組みした若き退助さん、渋いッス('-'*)

7:35 日光東照宮御旅所

立入不可ですが、広角望遠のレンズなら安心。

7:40 輪王寺

今朝も凛々しい勝道上人。


東照宮へ急ぐべく、改修中の本堂(三仏堂)と本坊表門をパパッと撮影。


青空をバックに相輪とう。



日光山内の表参道。予定どおり人影はまばらです( ̄ー ̄)ニヤリ

7:50 日光東照宮


開門時間前に到着。既に開門待ちの人々が集まっていました。十数人といったところか。


二社一寺共通拝観券(1000円)を購入して表門より入場。こんなスカスカな東照宮は見たことない!


誰にも邪魔されずに陽明門を堪能。独り占めですじゃー!\(^o^)/
といってもホンの短い間でしたけど。


神厩は既に人が群がっていたので後回しになりました。さすが三猿で有名な人気スポット、ナカナカ人の流れが途切れてくれませんが、粘り勝ちです( ̄ー+ ̄)


その後は陽明門を通って社殿前へ。


上社務所周辺は、拝殿見学と眠り猫・奥院見学の通り道になっているのでなかなか人の流れが途切れず苦戦。陽明門と神厩に時間を掛けすぎたか、だいぶ観光客も増えてまいりました(^^;
このままだと他も混んできそうなので、拝殿内部と奥院はパス。


鳴き龍で有名な本地堂。外観修復工事で蘇った姿。
中から拍子木を打つ音が聞こえてきました。今日も龍を鳴かせているようだ。見学はパス。

9:00 二荒山神社

まだ人影はまばらでした。セーフセーフ⊂(^ω^)⊃セフセフ!


茅の輪くぐり。どうでもいいけど、ATOK16で一発変換すると「血の沸く繰り」(-.-;)y-゜゜


昨日のライブステージだった神楽殿。


この後、神苑へ向かうつもりでしたが、急にお腹が痛くなってしまい厠へダッシュ°゚°。。ヘ(;^^)ノ

9:25 輪王寺大猷院霊廟

厠は大猷院霊廟近くだったのでそのまま見学へ。


仁王門から入口方面を振り返る。奥に輪王寺法華堂・常行堂が見えます。


そして仁王門より先へ進みます。この辺りは紅葉が多く見られました。


続いて二天門。


さらに石段を登ると夜叉門。この門の装飾は特に煌びやか。格天井もご覧のとおり金ピカです。


夜叉門を潜るとようやく社殿が見えてきます。


国宝の社殿(本殿・相の間・拝殿)。「大猷院」とは徳川家光の法号で、当所は家光廟となります。徳川家康廟たる東照宮に劣らず豪奢。


徳川家光墓所の奥院への入口である皇嘉門。やはり奥院は立入不可。

10:05 二荒山神社神苑

二荒山神社へと戻りましょう。


神苑にも神輿舎をはじめ4棟の重要文化財があります。


透きとおった二荒霊泉。

10:40 輪王寺慈眼堂

予定より時間があるので行ってきました。賑わう日光山内の中でもここは別。観光客のほとんど来ない静かな空間です。



ひとまず日光山内に別れを告げて西へ向かいます。入れ違いに観光客が続々と詰めかけて来ました。人の少ないうちに回れて、ホント良かった。やはり観光地には朝駆けが第一ですね。

11:05 日光奉行所

西参道を出て、国道120号と合流するあたりに石碑が立っています。市指定史跡。

11:10 日光真光教会

県指定有形文化財の礼拝堂。内部も公開されているみたいなんですけど、なんか入口の扉が入りづらい雰囲気だったのでそのまま去ってしまいました。これじゃまるで結界に阻まれた悪魔みたいだ(-"-;)

11:15 日光田母沢御用邸記念公園

明治から戦前にかけて使用された旧日光田母澤御用邸。入園料500円。


日光田母沢御用邸記念公園


確か小学校の修学旅行で来たハズなんですが、そのときの印象はもっとこう古ぼけた感じだったんですが、中に入るとえらい綺麗なもんでビックリ。
なんでも修復・整備されて2000年に記念公園として公開されたのだとか。なるほど、道理で。


素晴らしい! 夢中になって撮りまくりました。撮影自由ってのも嬉しいね*3。まだまだ載せたいくらいなんですが自重。
それにしても広いです。いくつもの建物を繋ぎ合わせているのだとか。それも元々は時代も場所も全く異なる建物*4でありながら、調和の取れたひとつの屋敷として成り立っているところが凄い。
ちなみに10棟が重要文化財の指定を受けているのですが、どこがどう別れているのか判別しにくいです。


建物の中を見学した後は庭園へ向かいます。


んー、庭も素敵♪ そこはかとなく紅葉しているあたりも良い味だしてますね。
それにしても建物は三階部分もあったのね。見学できたのは2階部分まででした。


思った以上に堪能させてもらい、大満足のホクホク顔で引き上げました(^o^)

12:50 釈迦堂

田母沢御用邸から国道120号を挟んで向かい側。釈迦堂は、かつてこの場所に存在した妙道院というお寺の本堂。
僅かに残っている釈迦堂と表門は、どちらも県指定有形文化財です。


何と言っても最大の見どころは、ずらりと並ぶ墓碑群「殉死の墓及び譜代家臣の墓(県史跡)」。
殉死の墓は、徳川家光の死去に際して追い腹を切った5名。譜代家臣の墓は、家康・秀忠に仕えて幕府草創期を支えた重臣19名。藤堂高虎がここに入っているのが印象的。彼の立場、果たした役割を象徴しているよう。


それにしても錚々たる顔ぶれが一堂に会しています。壮観かな。
集合写真で済ますつもりでしたが、折角なので墓碑のひとつひとつを全てカメラに収めさせてもらうことにしました。



さて日光山内へと戻りまして、西参道にて昼食。エネルギー補給完了で午後の散策に出発! だいぶ時間が余っているので、紅葉を求めて滝尾神社にまで足を伸ばすことにしました。

14:00 日光東照宮仮殿

と、その前にここに立ち寄っておく。特別公開中になっていたけど、門扉を閉じられてしまった。何故だ!



近くで菊花展が開かれていました。こうして見ていると・・・クラゲの群れに見えてくるんですけど(・・;)

14:20 輪王寺開山堂・香車堂

この辺りまで来ると、人影もほとんど無くなります。人混みに疲れたら、ぜひ足を伸ばして見てください。癒されますよ。



ゴロゴロした石が敷いてある道を進みます。周囲の木々はほんのりと色付いていました。


白糸の滝。ここまで来たら滝尾神社はすぐそこです。

14:45 二荒山神社別宮滝尾神社

期待していた紅葉は当てが外れてしまいましたが、やはりここの雰囲気は落ち着いていて好きだ。滝と川の音が聞こえるのも悪くない。
のんびりしたいところでしたが、生憎と時間がギリギリになってきたのですぐにとんぼ返りです(;_;)

15:15 輪王寺児玉堂

15:20 四本龍寺

勝道上人による日光開山の地で、輪王寺の旧地。
今は観音堂と、修復工事を終えて今春落慶したばかりの三重塔が残っています。

15:30 二荒山神社別宮本宮神社


15:35 二荒山神社神橋

最後の〆はやっぱりココ! 朝よりもしっとり落ち着いた写真が撮れました。

16:35 東武日光駅出発

土産物屋を覗いたりしながら歩いて駅まで戻ってきました。帰りは特急日光8号に乗って、そのまま大宮へ帰還。JR直通で値段は高いけど便利ではある。



今回の夜討ち朝駆けによって日光山内は堪能し尽くしたといってもいいのかもしれない。次に来るときは奥日光ですな。
ともあれ、今年はこれにて旅納めとなりそうです。あとは紅葉を求めて近場を彷徨しつつ、来年へ向けて充電に入ろうと思います。

*1:東照宮本地堂・中神庫、四本龍寺三重塔

*2:東照宮石鳥居・表門・神厩・陽明門・神楽殿・上社務所、二荒山神社拝殿

*3:ただし三脚使用不可。使うつもりもありませんでしたが、持参していた三脚は没収されてしまいました(^^; もちろん帰るときに返却されました。

*4:紀州徳川家江戸中屋敷と小林家別邸を中心に増改築されている。