滋賀旅行&名古屋岐阜/3日目/近江八幡市・竜王町・野洲市
さて本日よりいよいよメインの滋賀旅行です。
まずは3年ぶりの近江八幡を1日がかりで制覇する計画。前回*1は八幡山城と長命寺のみでリタイアしてしまいましたが、今回は自転車でゴリゴリと攻めますよ。そして開催中(9月15日〜9月17日)の「八幡堀まつり」で1日を〆る予定です。
まずは近江八幡駅北口の駅レンタカーでレンタサイクル(駅リンくん)を申し込み、自転車を借ります。1日500円というリーズナブルなお値段に加えて、朝早くから夜遅くまで営業していて(6:30-23:30)、非常に助かります。
8:35 新町通りの町並み
八幡山城下に発展した近江商人の町家街。重要伝統的建造物群保存地区。
パンフレットや雑誌の写真でよく見た風景が、いまここに! バックの八幡山がいいアクセントになってますね。これで興奮するなって方が無理ですよ。天気は良いし、朝早いので人通りも少なく、まさに絶好の撮影タイム。夢中でシャッターを押しまくりました。
ただ、それでも納得のいく出来のものは極僅かだったり・・・写真はムツカシイ(><)
この通りには、旧西川利右衛門邸・西川庄六邸(非公開)・旧伴家住宅と文化財建築が建ち並んでいて、資料館もあるのですが、見学時間まで間があるので、見学は後回し(どうせ戻ってくる)にして先へ進みます。
8:50 正福寺
小さなお寺。表門・本堂が県指定有形文化財。
町の人々が集まって門前で清掃をしていたので、写真を撮ってササッと退散。
9:10 旧ヴォーリズ住宅
近江兄弟社の創設者で、関西に数多くの建物を設計しているヴォーリズの住まいとあって、期待を膨らませて行ったのですが、予想に反して地味な感じでした。内部見学もできずションボリ。県指定有形文化財。
その後は長命寺を目指して市内を北上。優雅に水郷めぐり、なんてのもしてみたいもんですが、今はただひたすらにがむしゃらにペダルを漕ぐのみ。美しい田園風景だけが心の支えです。
9:45 浄海寺
さらに寄り道。だけど石造宝筺印塔(市有形文化財)が見つからないの (・_・ ) ( ・_・) ドコー?
9:55 長命寺
3年ぶりの訪問。名物である808段の石段にチャレンジしましたが、何か今回は疲れました(^^;
前回はかなり強気のコメント残してるなぁ・・・確かにあの頃と違って最近は山城歩きしていないし、体力の衰えが進行しているのかも。ただ「もう歳だから」と片づけたくはない。
登りきったあとは重文建築と眺望の御褒美が待っております(^-^)
ただ、眺望は木々に阻まれて今ひとつ。まあ写真にするとそれもまた良い味な気もします。
重要文化財の三重塔と本堂。この他、護摩堂と鐘楼も重要文化財です。
境内西側より。左手前の護法権現社拝殿・三仏堂(ともに県有形文化財)は前回修復工事中だったので、今回撮り直すことが出来て何よりでした。
しばらく境内を撮り歩いたり、拝観したり、まったりしてから下山。下りは随分と楽でした。汗だくだった上りに比べて、ほとんど汗をかきませんでしたし(・∀・)
下山した後は、すぐ目の前の長命寺港で琵琶湖を眺めてひと休み。それにしても良い天気!
11:30 水茎岡山城
琵琶湖沿いのサイクリングロードを疾走し、やって来たのは小さな中世山城の跡。
戦後に干拓されるまでは、周囲を琵琶湖に囲まれた浮城だったのだとか。また室町幕府十一代将軍足利義澄が没し、十二代将軍足利義晴が誕生した、由緒あるお城なのであります。
北側の頭山と南側の大山の間には、県道559号(さざなみ街道)が走っており、この道路沿いの頭山側に石碑が建っていました。大山には山上へ登る道があるようですが、登り口と思しき場所は藪が覆い茂っていて私にはとても・・・ここは無茶をせず名誉の撤退です(^^;
12:30 安養寺址五重塔
国道477号をさらに南下。日野川を渡り、篠原駅を過ぎ、行き当たった三叉路を50mほど進んだ右手に見えるのが石造五重塔(重要文化財)。
ただし説明板も何もないので、そうと気付く人は滅多にいないでしょうね。
12:45 豊臣秀次水争い裁きの像
日野川に架かる桐原新橋の東側たもとに豊臣秀次と名主たちの像が建っています。道路を挟んで向かい合っているのですが、如何せん道幅が広くて、向かい合った姿を撮ろうとするとどうしても間延びしてしまうのが残念。
13:15 源義経元服池
国道8号沿いにあります。伝承では、元服の儀式の際にこの池の水に使ったという。
この後、道の駅竜王かがみの里に立ち寄り、さらにその裏手の西光寺跡へ鏡神社宝篋印塔*2(重要文化財)を撮るべく向かったのですが、行く手に立入禁止の張り紙・・・蜂の巣があって危険とのこと。蜂の巣?ボコボコにしてやんよ!なんて高をくくって強行突破を図ったのですが、そこで目にしたのは本当にヤバげな巨大蜂の巣。アワワ・・・こりゃいかん(´Д`; たかが宝篋印塔ひとつに命をかけるわけにはいかない、と慌てて退散。
ふー、危ない危ない。黒い服着ていたし、冗談抜きで危険を感じました(;^_^A
13:40 平家終焉の地
ここのみ野洲市。国道8号を西へ進み、ガソリンスタンドの先の小道奥にあります。またの名を平宗盛胴塚といい、斬首された平宗盛の胴体が埋葬された場所と伝わる。
不思議なことに、私が訪れるや否や雨がザッと降り、引き上げてくるといつの間にか雨は止んでおりました。宗盛公の涙雨だったか(´ー`)
国道8号を東に取って返して再び近江八幡市内へ。ここでようやく昼食にありつける。
暑さ、強い日差し、時折吹く向かい風、これら厳しい環境の中、自転車をひたすら漕ぎまくってきたためさすがに疲れました。疲れてます('A`) ひと休みくらいでは完全復活に程遠いけど、それでも残る気力を振り絞って後半戦に突入です。
16:10 篠田神社
宝筺印塔(市有形文化財)が見つからず、諦めて去りかけたところで境内外れにて発見。
16:35 旧西川家住宅
旧西川利右衛門邸。主屋・土蔵が重要文化財。
新町通りに戻ってきました。思ったより時間が無くなってしまい、閉館時間(17:00)が迫っているので急いで見学。市立資料館・歴史民俗資料館・旧伴家住宅と4館共通で500円也。入場券は市立資料館でお買い求めあれ。
粘って撮影していたら、まだ時間はあるのにオバちゃんに追い立てられてしまいました(^^;
16:50 近江八幡市立資料館、歴史民俗資料館
残り時間でこちらも見学。
17:20 八幡公園
秀次居館跡を求めて彷徨するも、どうやら公園側からは行けない模様。空も暗くなってきたし、そろそろ引き上げますよ。
18:00 八幡山城
17:30頃、八幡山ロープウェイ山麓駅に到着したのですが、直後に雷雨となり運行停止。30分ほどで運行再開となり、山頂駅に到着するも、再び雨脚が強まって霧に覆われてしまい、まったく視界が利きません。しかもこの時の写真を取り忘れた(+_+)
まあそんなで待つこと15分ほどで雨脚も弱まり霧も晴れてきました。そろそろ「はちまんドルの夜景」撮影に取りかかるとしましょう。まずは展望館へ行ってみたのですが、ミニコンサートの会場のようで、殺伐とした私の撮影スタイルとは真逆の雰囲気。居たたまれずに直ぐさま退散(^^;
かといって他の場所は立入禁止になっているので、必然的にロープウェイ駅に戻ってきたのでした。ロープや支柱が邪魔だけれど仕方ない。それにしても夜景は綺麗ではあるものの光量に乏しいので、写真にすると寂しくなっちゃうのが残念。まあ「はちまんドル」ですし、こんなもんですかのぅ。
19:05 新町通りの町並
下山して真っ先にやって来たのは、またまたココです(^^*)ゞ
八幡堀まつりで一番期待していたのは、仄かな竹灯りで彩られたここの町並みだったのですが・・・うーん、ちょいと光量不足ですな。建物自体の明かりがもうちょっと欲しいです。残念。八幡堀の方へも行ってみましたが、同じく暗かったです。
竹灯りはこんな感じで、それ自体はいい感じなんですけどね。
20:35 近江八幡駅出発
自転車を返却し、南口のサティで夕食。
20:50 彦根駅到着
ようやく最終目的地彦根に到着。この日は暑い中、朝から晩まで動き回ってくたくたになりました。しかも日焼けがヒリヒリ(>_<)
しかし旅はまだ半分過ぎただけなのでした・・・。
*2:鏡神社とは離れているのに何故その名が付けられているのだろう?