日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

滋賀旅行&名古屋岐阜/2日目/名古屋市中区・岐阜市

前夜は名古屋に泊まったので、もちろん朝一で名古屋城見物へ〜。名古屋、というか愛知県は素通りするばかりで、こうして観光に訪れるのもホントひさしぶり。時間があればゆっくり市内観光したいところなんですけどねぇ・・・ま、それはいずれ実現させます。



8:15 名古屋城

開門は9:00ですから、それまでは前夜同様に外堀沿いをめぐっておきましょ。
その前に、東鉄門跡から東門へ一応立ち寄ってみると、警備員さんに「開門は9時ですよ」と言われてしもた。わかってますよ〜(^^;
そんな警備員さん監視のもとですが、気にせず門にへばりついて天守を望遠撮影してきました。もはや恐いものなしだな自分(-"-;)



北側からは天守だけでなく西北隅櫓(清洲櫓)も見逃せませんよ! というか清洲櫓は現存建築の重要文化財だしぃ。


開門直前に正門へ駆け込むと、チケット売り場には既に列が。これはイカン。人混みを気にせずに撮影できるチャンスを失うわけにはいかないのです(`◇´)
ちなみに入場料は500円。


天守と西南隅櫓(重要文化財)。写真もそこそこに本丸へと急ぎます! でも走ったりはせず、表面上はあくまで冷静にね(^^;


本丸に到着ッー!
よし、一番乗りだ。さあ、いっぱい撮るよー。


実は名古屋城に来るのは2度目*1。以前は"名古屋城ビルディング"*2なんて呼んでバカにしていたのですが、こうしてみるとナカナカに格好良いじゃありませんか。天気もいいし、撮影が楽しい♪
いやもちろん、これが空襲で焼けずに残ったものだったら、コンクリ再建じゃなく木造現存だったら、と考えなくもないですけどね。まあたらればを言っても仕方ないかもしれませんが、考えるだけでもワクワクゾクゾクしちゃいます。あー、ホントに日本は惜しいものを無くしましたよ(´д`)


天守(外観復元)から橋台を通って大天守へGo!


地階から5階まではエレベーターで。そこからは階段で最上階へ。
最上階の展望室からの眺めは抜群。だけど窓ガラスは邪魔かな(-_-)
最大望遠でナゴヤドームを捉えたのですが、ビルが邪魔してるし(-_-)


眼下には本丸御殿跡。復元計画が進行中とのことですが、ホントに実現するんかいな。


天守各階の展示はザッと流し見。模型だけは別ですが(笑)
地階には金鯱原寸大レプリカが置かれていました。


そういえば金鯱を撮っていなかった。外に出て早速撮るも、10倍ズームではちょっと厳しいですね。


天守北東の不明門から御深井丸へ。天守礎石がここに移されています。


そして北東側から見上げる天守。左手に見えるは悪名高き外付エレベーター。


御深井丸には先ほど堀越に眺めた西北隅櫓があります。城内側の装飾は至って簡素。


本丸搦手馬出周辺で石垣補修工事中とのことで、塩蔵構が立入禁止となっており、やむなく不明門から本丸へ戻って東門枡形へ。
石垣中で一際目立つのが清正石と呼ばれる鏡石。名の由来は、加藤清正が運んできたという伝説からですが、ここの石垣の担当は黒田長政だったとか。長政カワイソス。
清正石の先にひっそりと佇むのが旧二之丸東二之門。東鉄門跡から移築されてきたもので重要文化財です。


ここで俄雨に降られてしまいました。すぐに止むかと思いきや、これがなかなか止んでくれず。


半出枡形の本丸南門。表二の門は重要文化財


東南隅櫓(重要文化財)を眺めて二の丸へ。


国指定名勝の二の丸庭園。枯山水の後庭と、発掘復元された東庭です。


二の丸北端の石垣上に残る南蛮たたき塀。かなり低いのは風化しているからでしょうか?


内堀に戻ってきました。空堀の堀底を見ると・・・鹿がいる。相変わらず雨が降りしきっているのですが、鹿は気にする様子もなく。


正門を出た後は、西鉄門跡に立ち寄ります。ここの二の丸大手二の門も重要文化財。観光ルートからは外れているので、なんだか物寂しい雰囲気でした。



ようやく雨も止みました。あとは三の丸外郭ラインをめぐりましょう。土塁や石垣、それに空堀がほとんど残っていますよ。
空堀はかつて名鉄瀬戸線が走っていたそうですが、いまは見る影もなく、藪が覆い茂ってジャングルの様相を呈していました(^^;

12:10 東照宮

ちょっと寄り道。もとは三の丸に建てられてたもので、そこから現在地に移転縮小。社殿(県有形文化財)も建中寺から徳川義直室の霊廟を移したもの。しぶとく生き残りましたね。

12:35 名古屋城東大手門跡

出来町通りが東西に貫いており、枡形は見る影もありませんが、石垣の一部、そして南北に伸びる長大な土塁と空堀が残っています。

12:50 市役所駅出発

名古屋城に別れを告げて岐阜に向かいます。地下鉄名城線から久屋大通桜通線に乗り換え。

13:15 名古屋駅出発

13:30 岐阜駅到着

駅ビルで昼食を摂って、まずは南方の加納城周辺へ。



14:40 盛徳寺

奥平信昌夫妻墓(市史跡)があるのですが、残念ながら参拝お断りでした(x_x)

14:50 加納城跡

関ヶ原の戦いで落城した岐阜城に替わって築かれた城。国指定史跡。
本丸の周囲は石垣がめぐっていて、古城の面影を残しています。かつて陸軍・自衛隊の駐屯地であった本丸跡は公園として整備されていて家族連れが遊ぶには最適な場所になっていますが、この日は暑つかったからでしょうか、子供が2人遊んでいるだけでちょっと寂しい。まあ写真を撮るには最適の環境でしたけど。
ちなみに以前、4年前に来たときは日没後で真っ暗だった上に、閉門時間を過ぎていたため本丸跡に入れず、いつか再訪しようと心に誓ったのですが、ようやく叶えることができました(^-^)


外側は石垣なのですが、内側と上部は土塁。外と内を見比べるのも楽しいね。

15:15 川手城跡

革手城とも。美濃守護土岐氏の居城・守護所。
済美高校の片隅に小さな公園があり、そこに石碑・説明板が設置されています。済美高校は以前女子高で、今は共学になったそうですが知らなかったので、カメラを持ってウロウロするにも心理的プレッシャーというか何というか(^_^;

16:05 JR岐阜バス停出発

岐阜駅に戻って、今度はバスで岐阜城へ向かいます。

16:20 岐阜公園歴史博物館前バス停到着

バスを降りると、岐阜城稲葉山城)が構えられた金華山が眼前に!
まあ3度目ですので、そこまで興奮はしませんでしたが。

16:30 常在寺・妙照寺

常在寺は斎藤道三・義龍親子の菩提寺。墓や供養塔は特に無さそう。
妙照寺は本堂・庫裏が市有形文化財

16:40 岐阜公園

まずは名和昆虫研究所記念昆虫館(市有形文化財)を撮り*3板垣退助像を撮り*4、山麓の信長居館跡を通ってロープウェイ乗り場へ。
金華山ロープウェーは往復1050円。3度目の訪城ですけど、そういえば1度も登山道を使ったことないや(^^;

17:05 岐阜城

金華山山頂に立つ模擬天守。入場料200円。



最上階の展望台からの眺望は抜群。いつ来ても良い眺めですな。ただ、残念ながら雲が多くて夕日は見られず。ここから眺める夕焼けはさぞかし美しいだろうに・・・。


この時期は通常17:30閉館ですが、土日祝日は21:30までとなりパノラマ夜景が楽しめます。眼下で一際目立つのが岐阜長良川球場。どうやら草野球か何かの試合中の様子。
展望台は狭いので三脚禁止。風も強いし、さすがに手ブレを抑えるのはしんどいな(><;


ロープウェイ山頂駅近くの展望所に行って撮り直すことにする。天守を降りて振り返るとこちら側だけライトアップの照明が当たっていない。警備のおじさんに聞いてみると天守の開館中はそうしているのだとか。つまりライトアップ撮影ができるのは21:30からロープウェイ最終の22:00まで。って、そんな遅くまでいたら電車がなくなってしまう。泣く泣く諦めたのでした(;_:)


というわけでロープウェイ山頂駅近く、レストラン屋上の展望台から夜景撮影。


今宵は三日月が美しい。


ロープウェイで下山。山麓駅はイルミネーションが施されていて何だかクリスマスみたい。

19:40 岐阜公園歴史博物館前バス停出発

19:55 JR岐阜バス停到着

20:20 岐阜駅出発

駅ビルで夕食を摂り、いよいよ滋賀県へと向かいます。
やってきた米原行きは思っていたより混んでいました。まあ大垣から座れましたけどね。

21:40 近江八幡駅到着

米原で乗り換えて予定通り到着。

*1:1度目は8年前。当時は天守くらいしか見学しませんでしたし、デジカメも所持していませんでした。そう考えると私もだいぶ変わったかもしれない。

*2:鉄筋コンクリート製で、しかもエレベーター付きなので。

*3:昆虫には興味がない、というか虫嫌い(><)なので名和昆虫博物館はパス

*4:暴漢に襲われ「板垣死すとも自由は死せず」の名言が生まれたのがこの地。