四国旅行/4日目/今治市・西条市・高松市
最終日。
台風一過です。夜中のうちに四国を抜けていった模様。しかし関東へと向かっており、帰りのサンライズ瀬戸が運行されるかどうか心配。
とりあえず松山駅に向かうと、朝から全線復旧していました。まずは一安心(^。^;)
さて、ここで改めて本日のプランについて考えます。宇和島・大洲は昨日諦めたとはいえ、時間的にはこれから向かうことも可能。もともとの旅の目的は現存天守めぐりですから、真っ先に飛びついて然るべきところなんですが、運行停止の恐怖がトラウマになってしまったようで(苦笑)、リスク回避でなるべく早く高松まで戻っておきたい。
となると昨日取っておいた指定券が高松直行ですから、それでいいじゃないか、といきそうなものですが、早く着きすぎるのが玉に瑕。屋島観光という手がありますけど、下調べしていないので散在する史跡を抑えきれるか不安が残るわけで・・・(-"-;)
そういうわけで、予讃線を途中下車しながら高松へと向かうプランを選択。指定券の取り直しも上手くいきました。
8:50 今治駅到着
車窓を眺めながら駅弁を食べていたらあっという間に到着。ただし定刻より若干の遅れ。
日曜の朝だからか、駅前も市街中心部も静かなもの。そんな街中をてくてく歩いて今治城へ向かいます。ちょっと膝が痛む・・・旅の疲れが溜まったかな。
9:20 今治城
藤堂高虎の築城になる海城。残念ながら現存建造物はなく、全て戦後に復興されたものです。
おや。よく見ると山里櫓に足場が組まれていました。改修工事中のようです。ここだけでなく、武具櫓・御金櫓も同様で、ちょっと残念。さらには鉄門の再建工事中で、今秋に完成予定のこと。少し来るのが早かったようです。
西北より撮影。今治城では定番撮影スポットなんだそうですが、それも納得ですね。
山里門下より。久々の陽差しがまぶしい。
藤堂高虎の築いた今治城天守は、丹波亀山城に解体移築されたと云い、その丹波亀山城の古写真をもとに復興したそうです。が、存在しないはずの破風を付けたり、そもそも天守があったと想定される位置と異なる場所に建ててしまったり、と問題の多い建物で、分類としては模擬天守(^^;
しかし批判はあれども、その姿はなかなかに美しく絵になる。私好み(*´∀`*)
入場料300円。山里櫓・御金櫓も合わせて内部見学できます。
6階建てのコンクリ造りにも関わらず、エレベーターがありません。痛む膝で登るのは結構こたえます(^^;
眺望はご覧の通り素晴らしゅうございますよ。
早く歩けないのでのんびりしすぎたか、だいぶいい時間になってしまいました。駅に戻ります。
12:50 西条陣屋跡
伊予西条3万石の藩主松平家(紀州徳川家の連枝)の陣屋。現在は西条高校となっていますが、ぐるりとめぐる水堀に大手門(校門になってます)と土塁の一部が残っています。
ちょうど下校する女子高生の大群(及び少数の男子生徒)と鉢合わせになってしまい、なんか気まずい(笑) 日曜日なので想定しにくい事態なのだが・・・しかも女生徒のばかりだったのも謎。
14:20 伊予西条駅出発
陣屋跡以外に見どころは無さそうなので時間は早いが戻ることにします。途中で食事でも、と考えていたのですが、市役所近くの商店街はシャッター街と化しており、結局駅まで戻って、駅構内でうどんをすすって昼食を済ませました。
丸亀の駅前もそうでしたが、アーケード付きの商店街がシャッター街と化すと物悲しさもひとしおですね。
さて、特急いしづち20号に乗車して一気に高松へ。今回はグリーン車ではなく普通車指定席。岡山発着の「しおかぜ」と高松発着の「いしづち」は宇多津まで併結されていますが、「いしづち」側にグリーン車はありません。
乗り込んですぐに寝入ってしまいました。かなり疲れがキてたみたい(^^;
15:45 高松駅到着
改札で駅員さんに今宵のサンライズ瀬戸が運行されるかどうか調べてもらいました。結果は「運行します」とのこと。良かった良かった。
まあ、もしダメでもここで切り上げれば岡山から新幹線で帰れるので、そんなにダメージはなかったのではありますが。
15:50 高松駅出発
まだ日没までには時間がある。ということでもう少し散策を。
16:05 屋島駅到着
屋島に来ちゃいました。
といっても時間的に古戦場めぐりは無理ですし、屋島寺も1時間に1本のシャトルバスが出たばかり。しかし屋島はそれだけではありません。屋島山麓にはちょうど良さげな観光スポットがあるのでそこへ向かいます。先ほど一眠りしたお陰か、足取りも軽やか。