だれが信長を殺したのか／桐野作人／PHP新書

作者: 桐野作人
出版社/メーカー: PHP研究所
発売日: 2007/03/16
メディア: 新書
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四国政策の転換を謀反の要因に掲げ、光秀単独犯行説を唱えた桐野氏の前著『真説本能寺 (学研M文庫)』には大きな感銘を受けました。今作でも引き続き前作の主張を踏襲し、信長の四国政策についてさらなる検討を加えて自説を補強されております。
また新発見という本能寺の変の三日前の光秀書状を紹介されており、その内容から未だ決心はついておらず、決断は信長が上洛した翌日のことだったろう、との推察が興味深い。
また、豊臣秀次が三好康長の養子となった時期について、本能寺の変であるとする考察も見逃せないでしょう。

ちなみに桐野氏のブログで、本書の内容について色々な議論が戦わされていて勉強になります。といっても私は途中までしか読んでませんが・・・(^^;