日本史日誌

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県立歴史と民俗の博物館:ひそかに17年捜したけど…借りた五輪塔紛失/埼玉

「県立歴史と民俗の博物館」(さいたま市大宮区)が神奈川県鎌倉市の寺から借りて展示していた五輪塔が90年から行方不明になり、同館が17年間、事実を隠して捜し続けていたことが分かった。同館が19日、「発見に全力を尽くしたい」と公表した。高橋一夫館長は「隠蔽(ぺい)と言われても仕方ない」と平謝りだ。
五輪塔とは下から▽地輪▽水輪▽火輪▽風輪▽空輪――の5種の石を積み上げた塔婆の一種。紛失した五輪塔(高さ約80センチ)は「覚園寺(かくおんじ)」から77年に借り受け、竹林の一角に展示していた。90年2月8日に職員がなくなっているのに気づいたが、寺に報告しただけで警察へは届け出ず、県教委にも報告せず、職員が寺社や骨とう品店を回って捜していた。やがて寺への報告も滞りがちになり、「報告が積極的になされていない。誠意がない」と抗議されたという。
04年4月に就任した高橋館長が警察に相談したものの窃盗容疑では時効(7年)が成立。県内や近県の骨とう品店約400軒にビラを配ったが有力な情報はなかった。今回、寺の意向も踏まえ、HPで公表し全国に“捜索範囲”を広げた。同館によると、行方不明の五輪塔室町時代のものとみられるが、境内の複数の石を組み合わせたため「文化財的な価値はない」という。高橋館長は「今後1カ月で新しい情報がないと、寺に許しをお願いするしかない」と困惑している。
毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070320-00000085-mailo-l11

五輪塔は、五つの石に「空」「風」などの文字を刻んだ安山岩製で、高さ約80センチ、重さ二十数キロ。室町時代のものと推定されるが、文化財指定を受けていない。
紛失を17年間公表しなかったことについて高橋館長は「体面を理由に隠ぺいしてきたのは事実。今後は誠意を見せたい」と謝罪した。
(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070319-00000417-yom-soci

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おお、もう・・・。なにやっとんねん _| ̄|○


まさか地元でこんなことがあったとは。まあ石コレクターとかいるらしいですから、盗難事件で間違いないでしょね。だいたい二十数キロもの物が無くなるなんて意図的な事件以外に考えられませんし。しかも個人ではなく組織的犯罪の臭いがプンプンする。


それにしても相変わらず耳慣れない「埼玉県立歴史と民俗の博物館」の呼称。だいたい長すぎる。「埼玉県立博物館」に戻してくれー。そういえばリニューアルしてから*1、まだ一度も行ってないや(^^;

*1:2006年4月1日〜