日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

金沢城:新設の歩道通って珍しい石垣、一度見に来ては−旧玉泉院丸周辺/石川

金沢市丸の内の金沢城・旧玉泉院丸周辺の石垣がよく観察できるように、木製の歩道(88メートル)や案内板がこのほど整備された。旧玉泉院丸周辺の石垣はこれまでアクセス道がなく、近づきにくかった所。「色紙短冊積」と呼ばれる珍しい石垣を間近に見ることができるようになった。
旧玉泉院丸は、現在、県体育館がある場所。江戸時代中期にはここに玉泉院丸という庭園があったことが分かっている。北東側の二の丸からは数メートル低くなっており、ここに多彩な石垣がある。「切石積み」と呼ばれる高度な技法を多く用い、高さや配置、細部の加工にも工夫を凝らしている。
中でも「色紙短冊積」は、短冊形の長方形の石垣を縦に組んだ全国的に珍しい石垣。最上部にはV字形の石といがあり、雨水が落下するしかけになっている。石垣が庭園の一部に感じられるような趣向になっている。
(中略)
県教委金沢城研究調査室の冨田和気夫専門員は「金沢城の石垣は、何度も作り直されており、年代幅の広さ、デザインの多様性から石垣の博物館という専門家もいる。金沢城の個性をここでじっくり見てほしい」と話している。
毎日新聞

今年のGWは金沢に行く予定なので、ここはチェックしてこよう。