日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

歴史講座「続検証・戦国の城」/第2回「埼玉の城館を見直す」/埼玉県立歴史資料館


http://www.ksky.ne.jp/~rekishi/H17rekisikouza.htm


松戸から常磐線・山手線・東武東上線を乗り継いで武蔵嵐山へ。今週も勿論出席でございます。
今週のテーマは平地城館。埼玉は平地城館の宝庫らしいッス。しかしその平地城館のイメージですが、

平地城館→方形居館→鎌倉武士の館→生活の場→防御力が弱い→地味

のようにステレオタイプ化しているとのこと。で、そもそも現存する平地城館遺構は「方形」なのか、鎌倉時代に遡るのか、についていくつかの事例を基に再検討し、必ずしもこれらが当てはまらないことを指摘。平地城館は土塁や堀などの遺構が全てではなく一部のみ現存しているところがほとんどですが、方形城館ということを前提に縄張りを推定されているところが多いみたい。
前提となってきた常識が間違っているとなると、これはもう大変なことですな。各城館の見直しが改めて必要なのかも。というか見直しはどの程度進んでいるんだろう。