日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

太平記 第25回「足利尊氏」

新田義貞根津甚八)が上洛します。元弘三年(1333)6月中のこととみられます。
さてドラマではその前に、千寿王(森田祐介)・登子(沢口靖子)のもとへ別れの挨拶に参上。ここで細川三兄弟キター! 細川和氏(森山潤久)・頼春(芹沢名人)・師氏(松本公成)の兄弟は鎌倉にあって幼少の千寿王に代わり政務を執っていました。


京都では護良親王堤大二郎)の意を受けた楠木正季赤井英和)が、足利高氏真田広之)の暗殺を謀るも、兄楠木正成武田鉄矢)の横やりが入って失敗。これは『梅松論』を基にした創作エピソードでしょう。そちらの足利尊氏暗殺未遂事件は、護良親王が軍勢を招集して屋敷の襲撃を謀るも警備が厳重で手出しが出来なかったという話。


8月に入って、足利高氏従三位に叙され、武蔵守を兼任し、さらに「尊」の一字を拝領して「尊氏」の名乗りを許される。以前*1の記述どおりの展開が来ました。これでようやく「足利尊氏」となったわけですが、既に折り返し地点を過ぎていることにビックリ。(^^;