日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

その時歴史が動いた/傷ついた戦場の兵士を救え/NHK総合

明治10年に起こった西南戦争は、政府軍・薩摩軍とも多くの死傷者を出す凄惨なものであった。そんな状況を何とかしようと立ち上がったのが、佐賀出身元老院議官・佐野常民。若い頃、ヨーロッパで「赤十字」の思想に触れていた佐野は、敵味方なく負傷した人を助けることを目的とした戦時救護組織の設立を画策する。そして、日本版赤十字社である「博愛社」を設立しようとするが、当時の社会通念からすると「敵も助ける」ということが受け入れ難く、その設立すら困難を極める。活動開始後も、準備不足や世間の認識不足から、苦難が続き、結局は微々たる結果しか残せなかった。戦後、その存続に否定的な意見も出る中、佐野は組織拡充の必要性を訴える。看護師育成に取り組み、さらには世界に通用する「赤十字社」へと組織を改め、その意義を訴え続ける。明治27年、近代日本にとって初の対外戦争、日清戦争が勃発する。国同士が死力を尽くす争いの中、日本赤十字社にとっての初めての、また日本初の海外における組織的な戦時救護という試練を迎える。
明治初頭の、社会がまだ未成熟な日本において「敵味方無く救う」という人道精神が、佐野たちの奮闘を通し、またその精神を受け継ぐ日本赤十字社がどのように活動を達成していったのか、日本初の組織的な国際人道支援活動、その端緒を描く。
(番組公式サイトより)

今回の主人公佐野常民といえば、鉢の木伝説の御家人佐野常世の後裔(を称し)でしたっけね。


ふー。興味はあるけどよく知らない分野は気楽に見られるのがイイ。とはいえ毎回だとダレてきそうだけど。それにしても佐野常民ってかなり赤十字の活動に熱入れていたんですね。肩書だけではなかったのか。常民すごいよ常民。