日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

岡山編/3日目/高梁市

<写真>http://www2.pf-x.net/~sanraku/okayama03/index.htm


2日連続の雨が心配されましたが、お陰様で晴天。この日は備中松山城とその城下町を巡ります。

8:40 備中高梁駅到着

岡山駅から伯備線に乗って50分。倉敷駅でドッと降り、さらに総社駅から先はガラガラ状態。津山線もそうでしたが、こういう山間を走るのんびりした列車っていうのは旅情をかき立てますなあ。
さて列車を降り、駅前どおりを真っ直ぐ、ひとつ目の信号の先、左手にあるアサヒプリントがレンタサイクルを扱っていて、そこで自転車を借りる。
メインの山城登りに加えて、城下町めぐりもするならば自転車を借りるのがベターな選択。備中松山城も駅からだいぶ離れていますしね。

8:55 有終館跡

藩校の跡地です。いまは幼稚園が・・・。

9:00 御根古屋跡

備中松山城*1南麓にある藩主の居館跡。こちらは高梁高校の敷地となっていますが、石垣群がいまも残っています。これだけでも一見の価値あり。

9:55 備中松山城

麓の登山口*2に自転車を置いて、いざ山登り。てくてく登っていると、後ろから凄い勢いで迫ってくる物音が。若い男女が駆け足で登って、追い抜いていった。すげえ、山岳トレーニングですか?! いやぁ、若いっていいなぁ〜。しかし素人には走って登るのは困難な登山道。歩く分には支障はありませんが。
というわけで、25分ほどで大手門跡に到着。おー、素晴らしい石垣群。日本三大山城*3のひとつと称されるだけのことはあります。しかも山城唯一の現存天守まであるという贅沢さ。
とはいえ備中松山城はこれで終わりではない。さらにこの奥、大松山城*4を目指す。こちらは中世城郭の遺構がある。しかし去年の台風23号の影響で、倒木が道を塞いでいて、大松山城には到達したものの、途中までしか行けず、石垣に囲まれた大池とか大松山城北側の石垣とか、見たかったものが見られず消化不良・・・くすん。

11:55 高梁市武家屋敷館

なんだかんだで山城散策を満喫した後は、麓に降りて城下町散策。こちらは160石馬廻役を勤めたという折井家の屋敷。さらにこの通り沿いには旧埴原邸も残り、城下町情緒豊かであります。

12:25 頼久寺

庭園が素晴らしゅうございます。

12:55 元親池

戦国時代の備中松山城主三村元親が自刃したと云われる地。石碑が建ってます。

13:00 安正寺

備中松山藩主板倉家の菩提寺。藩主の墓所はどこだ?

13:05 高梁市郷土資料館

ここは民俗系メインなのでパス。館前に建つ山田方谷像をカメラに収めるのみ。

13:20 定林寺

墓地の奥に、無嗣断絶した備中松山藩主水谷氏の供養塔アリ。

13:30 薬師院

13:35 松連寺

隣り合った両寺はまるで小城郭。すごい石垣。

13:45 威徳寺

本堂裏に、無嗣断絶した備中松山藩主池田氏の供養塔アリ。

14:10 山中鹿之介墓

高梨川を南下、この地の河畔で討たれた鹿之介の墓。

14:25 高梁市歴史美術館

企画展「山田方谷の世界 -山田方谷と藩校有終館-」/高梁市歴史美術館 - 日本史日誌



この日も早めに終了。思ったより早く回りきりました。とはいえ山登りの疲労は後からジワジワと・・・帰りの電車で爆睡したことは言うまでもありません。

*1:臥牛山上に聳える山城なのです。

*2:高梁高校の北東。

*3:美濃岩村城、大和高取城、備中松山城

*4:一般的にいう備中松山城は小松山城とも。