日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

義経 第15回「兄と弟」その2


富士川から逃げ戻った平維盛が、平清盛から大目玉を喰らっておりました。
実際のところは、平清盛が敗報に激怒していることを知って、合わす顔のない平維盛は福原に戻らず、京に留まっていたようです。処罰の話は、その後もあいついだ諸国の反乱と還都のゴタゴタで立ち消えになったようです。


佐竹氏討伐はナレーションであっさり片付けられました。毎度お約束のこと。佐竹討伐の間、義経は館の修理と静御前の看護に忙しかった模様(w
そして和田義盛が侍所別当に補されました。このあたりのことはドラマの展開どおり、結構早い。今回もまたお馴染みの簡単な時系列で出来事を追ってみましょう。

  • 10月20日 富士川の戦い
  • 10月21日 黄瀬川宿の対面
  • 10月23日 頼朝が相模国府で勲功賞
  • 10月27日 頼朝が常陸へ出陣
  • 11月4日 頼朝が常陸国府到着
  • 11月5日 佐竹秀義逃亡、平維盛帰洛、平清盛平宗盛が還都のことで激論
  • 11月8日 頼朝が常陸の沙汰を終えて帰途につく
  • 11月17日 頼朝が鎌倉帰還、和田義盛侍所別当補任


慌ただしい一ヶ月ですね。佐竹氏討伐が随分あっさり片が付いていて意外な感じ。
ちなみに還都のことは次回に持ち越しのようです。


今回の義経紀行は黄瀬川。頼朝義経対面石(八幡神社)も紹介されていました。昨春、三島を訪れた際に立ち寄っております。正直「いかにも─」な感じではありましたが、ふたりの想いを投影して物思いに浸ることは出来る。そういえばドラマでは石には腰掛けてませんでしたね。


それから、今回は静御前が再登場ということで、『義経』では初めて(?)のラブロマンスが見られそうな予感。タッキーと石原さとみの組み合わせは結構似合いなカンジで、なんだかいい雰囲気。