日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

義経 第14回「さらば奥州」その2

昨日*1の続きです。


福原には後白河院も連れてこられました。ドラマに出てきた「籠の御所」は『平家物語』に拠るんだろうか。平教盛邸に入ったともいうが、これが「籠の御所」なのか。ちょっとよく分からない。


そしていよいよ源頼朝挙兵。しかし悲壮感は欠片もない。好機到来、時が来た、という設定らしいから仕方ないか。いちいち記すのも面倒なほど、「挙兵〜石橋山敗戦〜鎌倉入り」の一連の流れには色々なエピソードがあるのですが、ほとんどスルー。頼朝はあくまで脇役ですから仕方ないですね。


ひとまず気になったこと、記しておくべきこととしては、山木兼隆の出番はなくとも大庭景親はちょい役とはいえ出番あり。
石橋山での頼朝は弓を使え!弓を! 『吾妻鏡』のいう百発百中の武芸を見せて欲しかった。
洞窟に隠れ潜むメンバーはキャストから察するに、頼朝以下、北条時政北条義時安達盛長土肥実平・堀親家・天野遠景か。今回、土肥実平初登場。その代わり、堀・天野とトリオだった仁田忠常の出番が削られている。
それから北条宗時の討死は描かれず、誰ぞの口から語られたのみ。彼の存在意義って一体・・・よく分からんキャラでした。北条時政・義時父子はこんなところにいないで、早く甲斐へ行って甲斐源氏の応援を求めて欲しいのだが、どうせ甲斐源氏などは出てこないだろうことを思えば所詮は無駄なことか。
あとは梶原景時が頼朝一行を見逃す名場面がありました。名場面というほどの演出でもなかったけど。しかし、中尾彬梶原景時っていうのもどうなのかな・・・もう少し理屈っぽくて風雅を解するインテリな人は居なかったのか。


うーん、まだ話の途中ですが、今日はもう疲れましたので続きはまた明日。