日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

聖徳太子と法隆寺の謎/倉西裕子/平凡社

聖徳太子と法隆寺の謎―交差する飛鳥時代と奈良時代

聖徳太子と法隆寺の謎―交差する飛鳥時代と奈良時代


聖徳太子モノは何だかんだ言っても、気になって買ってしまうんですよねぇ。(^^;


日本書紀』には120年ズレるもうひとつの年代列が存在するという前提。そして、飛鳥時代の記述には120年後の奈良時代事象が反映されているという結論。この前提と結論は興味深いものがある。
しかし、前提から結論への過程である各史料の解釈が、仮説に仮説を重ねているので危ういように感じられて仕方ない。ひとつひとつの妥当性はどうなんだろうか。第三者の意見が知りたい。