日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

義経 第6回「我が兄頼朝」その2

遅ればせながら、先週放送分*1のキャストを改めて見返してみる。

  • 堀(徳井優
  • 仁田(上杉陽一)
  • 天野(真夏竜)


北条館での宴会シーンで登場していたと思われる面々。仁田と天野もいたのか。しかし名字だけで諱は無く、悲しいかな扱いはぞんざい。
3人とも北条氏と同じく伊豆韮山周辺の武士で頼朝挙兵時のメンバーだ。源頼朝北条時政と近しかったせいか、3人ともその経歴が血なまぐさい。


堀は堀藤次親家。木曽義仲の子供・清水義高を頼朝の命で殺害している。比企氏の乱後、息を吹き返した将軍頼家による北条時政誅殺の命を和田義盛に伝えるが、逆に義盛に捕らえられて斬られた。
仁田は仁田四郎忠常。「にった」と読み、新田とも記されるが上野新田氏とは関係ない。頼家の命で富士山麓の洞穴探険をしている。あと、北条時政に与して比企能員を斬るが、乱後に将軍頼家より北条時政誅殺の命を受けたことから一族とともに滅亡。
天野は天野藤内遠景。源範頼軍に属して西国を転戦。平家滅亡後、九州の軍政を任されている。甲斐武田一族の一条忠頼を頼朝の命で誅殺。さらに比企能員暗殺を仁田忠常と実行している。没年は不詳。