流言・投書の太平洋戦争／川島高峰／講談社学術文庫

流言・投書の太平洋戦争 (講談社学術文庫)

厳しい思想・言論統制に抑圧され、そのために戦時中でも日本国民は唯々諾々と上に従い、耐えてきた感があるが、それでも不安や不満が流言・投書に表れている。
特に当時の首相だった東条英機批判の投書などは、2chにおける叩き書き込みのそれと何ら変わるところはない。朝鮮人にかかわる流言なども2chでよくみかける光景そのものだ。