新選組！ 第49回「愛しき友よ」

ついに最終回。なんだかんだで終わってしまうのは結構寂しいもんだ。大河が終わると今年も終わりなんだな、というかなんというか切ない気持ちになる。
最終回は泣けるいい話になってましたね。とはいえよくわからんのが、捨助やお孝の架空キャラが死ぬこと。別に死なせる必要はなかったのではと思うのだが、どのような意図を持っていたのか気になるところ。

さて、全体を振り返ってみると、前半はやたら創作が目立つのにくらべて後半は細かいエピソードまでこれでもかと投入していた。浪士隊加入前はエピソード自体が少ないので多少大目にみなければならないが、それでも佐久間象山の御供をして黒船見物に行ったり、ヒュースケンを助けたり、と随分無茶やってくれました（笑）。そんなこんなで前半は間延びした感があったのだが、京都入り以降はエピソード満載でその割に駆け足進行だったように思う。これは毎年の大河の定番パターンであり、新選組！も、というか三谷幸喜もその呪縛から逃れられなかった（あるいはそのルールを守った）ということか。

大河って立身出世というか主人公の成長を描くことに重点を置いているようなので、来年の義経もたぶん源平合戦での華々しい活躍より、史料のない青春期に多くを割くのでしょう。個人的にはなるたけ少なめでお願いしたいんですがね。毎回、大河は前半より後半が楽しく感じるのは、創作自由な物語よりもなるべく史実を利用した物語を私が求めているからなのだろうし。*1

*1:別に史実に基づいてガチガチに作れ、というわけではなく、史実が絡んでこないところで話を進められてもあんまりネタに出来ないから(^^;