日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

炎立つ 第12回「厨川落城」

今日の放送を録画して再チャレンジです。
天然の要害・厨川柵も堀を埋められ、火攻めにされて窮地に陥った安倍方は最後の突撃を敢行。しかし安倍貞任村田雄浩)はハリネズミになって討死。藤原経清渡辺謙)は源義家佐藤浩市)の勧告に従って投降。しかし源頼義佐藤慶)の怒りをかって鋸引き斬首。こうして厨川柵は落ち、安倍氏は滅亡。前九年の役を描いた第1部は終了した。
感想としては経清に重点置き過ぎかな、と。主役だから仕方ないのはわかっているが、最期の場面で頼義が「臣従すれば助命せん」とするのは要らないだろう。創作だし、何よりそのあと経清の罵倒で激昂した頼義が鋸引きという酷い処刑をすることによって、頼義を必要以上に貶めている。経清を持ち上げるだけならともかく、このような脚色は如何なものだったろうか。
それと、頼義が助命しようとしたのは千代童子(貞任子息・ドラマでは千代丸)だが、こちらは捕縛されたワンシーンと斬首されたというナレーションのみ。あと、助命された安倍宗任川野太郎)の方はといえば、戦後の場面にゃ全く登場せず淋しいもんです。
で、一方では、京で梟首された経清の首をみて嘆き悲しむ実母と養母のシーンとか、いらんシーンに時間割きすぎなんだ。と、第1部最後なので愚痴を大量放出。