今川義元/小和田哲男/ミネルヴァ書房
今川義元―自分の力量を以て国の法度を申付く (ミネルヴァ日本評伝選)
- 作者: 小和田哲男
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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- 第三章 義元家督継承をめぐる謎
先代当主の長兄氏輝と次兄彦五郎の死去から、三兄玄広恵探との争い(花蔵の乱)を制し、還俗・家督継承に至るまでを様々な説を検証しながら説明してくれる。
しかし、長兄氏輝と次兄彦五郎の同日死去の謎は途中で放り投げちゃってるのが残念。
武田信虎支援説は仄めかすに留めている。あれって小和田氏が述べていたんじゃなかったっけ?何かで読んだのだが、何だったのか忘れてしまったのが痛い。信虎の支援を受けた義元が兄らを殺害してクーデターを起こしたという話。てか、説明がこれだけだと電波にしか見えないか(^^;
- 第四章 甲相駿三国同盟の成立
義元の官途・受領名について触れていました。発給文書では最初に治部大輔が確認できるという。やはり*1上総介任官は無いか。あとは三河守だが、桶狭間合戦の章はまだこれからなので楽しみ。