日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

鎌倉政権得宗専制論/細川重男/吉川弘文館

鎌倉政権得宗専制論

鎌倉政権得宗専制論

3年前に購入したまま部屋のインテリアと化していた大著を、満を持していよいよ読み始める。分厚いだけに今までどうも躊躇していたのだ(^^;
そして重いので持ち歩くにはかなり不便・・・普段、本はお昼休みと帰りの電車内で読むのだ。(朝は眠い)
鞄が重くて仕方ないが、重いだけの価値はある本だと思う。なんといっても1万3千円(税別)ですもの。まったく学術書ってやつは高くていけない、だから私のような素人は手軽な一般書を買うのだ。

  • 第一部 鎌倉政権における家格秩序の形成
    • 小序 幕府役職と家系
    • 第一章 北条氏の家格秩序
    • 第二章 幕府職制を基準とする家格秩序の形成


出だしは北条氏以下有力諸氏の家格についての考察で肩慣らし。
んー、幕府要職に就くにも格ってものがあるだろう!*1
政権が安定・長期化してくると家格というものが形成され、固定化されていくが鎌倉幕府も例外じゃないということですな。

*1:園川一美」参照