日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

大河ドラマ

功名が辻 第16回「長篠の悲劇」

創作話ばかりがメインなので、なんだかイマイチ入れ込めない。まあそれは毎度のことかな。それと信長を革新的戦略家とする演出も過剰すぎてげんなり。 旭姫の前夫について 前々回の言及に対するコメントで色々情報を頂いております。興味のある方はこちらを…

功名が辻 第15回「妻対女」

今回もまたぬるいストーリー展開でございました。お馴染みのコントとか、ラブストーリー(?)とか、それはそれで楽しめますけど、私の興味を惹くネタの欠如が何より痛い。 今回は長篠の戦いの直前、天正三年(1575)4月〜5月という時期にスポットを当てていま…

功名が辻 第14回「一番出世」

ここのところ展開の早い回が続いていたので、ひさびさのぬるいストーリー展開に途中眠くなってしまいました。(^^; 長浜城築城 いきなり長浜城が出来上がっていた。秀吉の長浜移転を天正二年(1574)春のこと、とナレーションがありましたが、天正三年(1575)8月…

功名が辻 第13回「小谷落城」

今週の日曜日は出かけていて帰りが遅くなったので、久しぶりにナマでは見られず。 前回*1は足利義昭が追放されたところで終わりましたが、その月末に改元があり、天正元年(1573)になっています。 朝倉氏滅亡 足利義昭追放の翌月の天正元年(1573)8月、信長は…

功名が辻 第12回「信玄の影」

元亀二年(1571)から一気に元亀四年(1573)へ。いいぞ〜、じゃんじゃん進め。一豊が歴史上に姿を現すのがこの元亀四年・天正元年(1573)なので、ようやくこれから本番といったところ。 武田信玄の肖像画 オープニングで武田信玄についての説明があったのですが…

功名が辻 第11回「仏法の敵」

横山城在番 小谷城の南方、東山道・北国街道・北国脇往還のトライアングルの真ん中に位置する横山城。 姉川の戦いは、この横山城を包囲する織田軍に対して朝倉氏の援軍を得た浅井氏が後詰めに出撃したことから起こった遭遇戦。織田軍は小谷城下まで追撃する…

功名が辻 第10回「戦場に消えた夫」

先週放送分。遅くなったのでひとつだけ。 姉川の戦いと山内一豊 『寛政重修諸家譜』には、姉川の戦いにて功を挙げたとあるようですが、それ以上のことは分からず。もちろん溺れて行方不明になったというのは作り話。 それにしても、姉川は溺れるほどの水量が…

功名が辻 第9回「初めての浮気」

前回大盛り上がりだった反動か、今回はしょんぼり。毎度毎度、ネタの宝庫だとしんどいので、それはそれでまあいいか。長澤まさみちゃんも可愛かったし。 金ヶ崎退き口から京都出立まで 元亀元年(1570)4月28日に撤退を開始し、信長が僅かな人数で京都に辿り着…

功名が辻 第8回「命懸けの功名」その2

功名が辻 第8回「命懸けの功名」 - 日本史日誌 お市の方と万福丸・茶々 万福丸と茶々(淀殿)の名が出てきた。さらに「お腹の子」というのはお初(常高院)になるのだろう。 万福丸ですが、『信長公記』の天正元年(1573)浅井氏滅亡時の記事に、10歳になる浅…

功名が辻 第8回「命懸けの功名」

前回、永禄十二年(1569)の春まで進みましたが、今回はいきなり1年飛んで元亀元年(1570)春へ。 足利義昭と織田信長の対立 前回の蜜月ぶりから、いきなり対立状態のふたり。といっても、まだ水面下での戦いですが。 ことの起こりは、ドラマでは飛ばされた永禄…

太平記 第38回「一天両帝」

はぁ〜、またまた間が空いてしまいました。あんまり空けすぎると段々重荷になってきますので、少し気合い入れないといけない(苦笑)。 前回、九州より攻め上った足利尊氏(真田広之)が京都に進軍し、後醍醐天皇(片岡孝夫)は比叡山に退去。そして今回は、…

功名が辻 第7回「妻の覚悟」

あまり突っ込み甲斐の無い展開が続くので、なんだか淋しい。 とりあえず今回は永禄十一年(1568)9月から翌年4月まで進みましたので、山内一豊が歴史上に現れる天正元年(1573)まであと4年となりました。まだまだ先は長いですナア。 永禄十一年(1568)の信長上洛…

功名が辻 第6回「山内家旗揚げ」

祖父江新右衛門一家が加わって、所帯染みたコントが大増量。ドラマの展開としてはアリだろうけど、個人的には中だるみのように感じてしまう。 小袖の話は 先日*1述べたとおり。 子だくさんな祖父江新右衛門 彼のモデルと思しき人物に祖父江勘左衛門と祖父江…

功名が辻 第5回「新妻の誓い」

一豊の動向が判明するまであと6年*1。これまでどおり、織田家の動向を軸に話は進み、一豊夫妻に関する部分は虚構で補っていますが、今回は軸になる出来事がお市の方の縁談のみとあって、あれやこれやと苦心の様が窺えます。 堀尾吉晴と中村一氏 一豊の朋輩で…

功名が辻 第4回「炎の中の抱擁」

はいッ!てことで、今回もまた山内一豊周囲のお話は全面的に虚構。ですから、そこらへんについて一々突っ込みを入れるのは甚だ面倒。むしろネタ元のある話を紹介していく方が楽ですね。 武士と百姓 武士を捨てて二人で田畑を耕して暮らそう、と千代がいう。…

功名が辻 第3回「運命の再会」

浅井・朝倉の滅亡に至るまでの山内一豊の足取りは掴めないので、今回もまた主役夫妻に関する部分は虚構。まぁ、目につくのは、一豊の織田家仕官も千代の成長も前倒しで進んでること。あとは与力(寄騎)として秀吉に付けられているものの、ほとんど従者のよ…

功名が辻 第2回「決別の河」

浅井・朝倉の滅亡に至るまでの山内一豊の足取りは掴めないので、しばらくは創作の物語が続きます。おまけに今月は原作にもないストーリーなんだそうで。 だからこそ信長や秀吉といった知名度の高い人物の話をなんとか絡めて、視聴者の興味を惹こうとしている…

功名が辻 第1回「桶狭間」その2

功名が辻 第1回「桶狭間」 - 日本史日誌その1 一豊の母・法秀院はどこにいたのか? ドラマでは法秀尼ですけど、なんで院号じゃないのかな。生前に名乗るのは不自然なのかな。法名についての勉強が必要だ。 それはともかく、お母上は尾張でひとり暮らしをして…

功名が辻 第1回「桶狭間」

いやー、遂に始まりましたね。今年も1年よろしくお願いします。 アバンタイトルにて、長篠の戦いが「織田の鉄砲隊vs武田騎馬軍団」という時代遅れの描写があり、非常に不安なスタートを切りましたが、全体的にはまずまずでしょうか。あとは面白いドラマにな…

太平記 第37回「正成自刃」

前半はタイトル通りに楠木正成の最期と、正成の首級を河内の楠木家に送り届けたという美談を。後半は光厳上皇(辻輝猛)と光明天皇(海野義貴)の擁立と、京都市中戦で名和長年(小松方正)が戦死。そして新田義貞と足利尊氏が一騎打ち。 一騎打ちの話って古…

太平記 第36回「湊川の決戦」

今回も展開が早い。 冒頭で申し訳程度に白旗城攻防戦(新田義貞vs赤松円心)を見せた後、九州を出立した足利軍が山陽道・瀬戸内を東上。慌てた建武政権は楠木正成に兵庫へ出陣を命じ、その後は、後醍醐天皇への献策、桜井の別れ、そして湊川の戦い、といった…

太平記 第35回「大逆転」

このタイトルが誰を主語に想定しているのか気になるところですが、ここから時代は大逆転の連続。歴史はめまぐるしく展開し、またドラマもめまぐるしい。 まずは、ようやく立ち上がった足利尊氏が脇屋義助(石原良純)を箱根竹ノ下で打ち破り、新田軍は総崩れ…

太平記 第34回「尊氏追討」

連日の視聴。見られるときに見る、それが大事。 今回は話がずんずん進む。まず足利尊氏(真田広之)の上洛を促す勅使が鎌倉に来るのだが、そこで尊氏が征東将軍に任じられた話が出てくる。なぜもっと早くその説明を入れなかったのか、謎だ。 結局、尊氏は上…

太平記 第33回「千寿王と不知哉丸」

千寿王*1と不知哉丸*2が初対面! というか二人とも何かしゃべってよ・・・とても微妙な空気だ(苦笑)。のちの二人の関係を考えればそれでいいんでしょうけど、せめて子供のときくらい・・・とか思ってしまう。 それから尊氏は、いまのところ不知哉丸を気に…

太平記 第32回「藤夜叉死す」

藤夜叉タン(宮沢りえ)死んじゃった。。・゚・(ノД`)・゚・ 美濃まで進軍してきた足利尊氏が最期を看取るのかと思いきや、医師を連れて立ち寄って言葉を交わしたのみで立ち去ってしまった。そして鎌倉手前の陣中で訃報を聞くという展開。うーん、なんだか消化不良。ベ…

太平記 第31回「尊氏叛く」

昨年10月中旬に第30回を鑑賞してから早二ヶ月半。かなり時間が空いてしまいましたが、ようやく余裕も出来たので再開します。 はじめ今回のタイトルを見て、足利尊氏(真田広之)がもう建武政権に叛旗を翻した、つまり新田義貞(根津甚八)らの追討軍との合戦…

功名が辻 第1回あらすじ「桶狭間」

もう5日後には始まるんですよね。なんか凄く早いです・・・。 ひとまず公式サイトに出ている初回のあらすじでも洗ってみましょうか。 時は永禄3年(1560年)。近江・琵琶湖畔、幼い千代(子役・永井杏)は領主浅井氏に仕える地侍若宮氏の娘として、父母や村…

義経 第49回「新しき国へ」

いやー、終わりました。私にとって全話視聴は珍しいことではないですが、これだけあれこれ調べて勉強したのは初めて。ドラマとしては正直なところ面白味の薄い作品でしたが、学習素材としては充分過ぎるほどの役目を果たしてくれました。感謝感謝。 さて義経…

義経 第48回「北の王者の死」

冒頭で早くも平泉到着、そして今回だけであっという間に2年も経過。年末進行の見本のような展開でしたねー。 平泉到着 いつ頃到着したんですかね。 とりあえず、『吾妻鏡』文治三年(1187)2月10日条には、義経が妻子を連れて奥州に赴いたとありますが、その後…

義経 第47回「安宅の関」

「勧進帳」には興味がないので特に言及することもなく。伝承の由来を辿っていくのも面白そうではあるけど、正直そこまで手を広げてはいらんない。 あとは巴御前が再登場しましたが、これこそ「あってもよいが無くてもよい」演出じゃないですかね。というか残…